

世界遺産知床半島にある、ワイルドな野湯
世界遺産・知床の東側に位置する羅臼町。
その原生林の中に、全国の温泉ファンから「秘湯の聖地」と崇められる公共露天風呂があります。それが「熊の湯」です。
川のせせらぎを聞きながら、硫黄の香りと熱いお湯に包まれる体験は、まさに知床の豊かさを象徴するひとときです。
知床半島、羅臼にある天然温泉、『熊の湯』は北海道を代表する野湯の一つ。
地元の方々に大切に守られる、秘湯羅臼の熊の湯。
ここは地元住民が管理する「共同浴場」であり、独自のルールが存在することでも有名です。
熊の湯の基本情報
- 所在地: 北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町(国道334号沿い)
- 入浴料: 無料ですが寄付金箱への寄付は必須状態
- 営業時間: 24時間(※清掃時間は入浴不可)
- 清掃時間: 毎日 5:00頃 〜 7:00頃(季節や状況により変動あり)
- 泉質: 含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型)
- 設備: 男女別脱衣所・露天風呂(石鹸・シャンプーなし)
- 駐車場: 約10台(無料)
圧倒的な鮮度の源泉
熊の湯の最大の特徴は、その温度の高さです。
源泉は非常に高温で、浴槽内でも45度を超えることが珍しくありません。
最初は「熱くて入れない」と感じるかもしれませんが、この熱さがクセになるというファンが絶えません。
男女で異なる浴槽の雰囲気
最近では知名度も上がり、観光シーズンには人が溢れるほどの人気です。
野湯ですがきちんとした脱衣室が作られており、入浴する環境が整っているため、野湯でありながら気軽に入浴できます。
熊の湯には女性専用の浴槽もあります。
- 男湯: 森の中にぽっかりと開けた非常に開放的な作りです。橋から見えることもあるほどオープンですが、大自然との一体感は抜群です。
- 女湯: 周囲が木製の塀でしっかり囲われており、プライバシーが守られています。女性でも安心して秘湯気分を味わえます。お湯は日によって美しいエメラルドグリーンや乳白色に濁ります。

地元の力で守られている秘湯

羅臼の熊の湯は、現地の方々で日々、維持管理されている大切な温泉です。
実際に温泉は清掃が行き届いており、気持ちよく入浴できます。
たくさん観光客が訪れて、地元の方との行き違いは多く発生しているようです。
それぞれの場所でそれぞれのルールがありますので、地元の人の意向を理解し気持ちよく入浴を楽しみましょう。
知っておきたい、熊の湯の入浴ルール‼️

熊の湯の脱衣所には、訪れる者が守るべき「入浴十ヶ条」が掲げられています。
ここは観光施設ではなく、地元の方々が大切に守り続けている「生活の場」であることを忘れてはいけません。
ルールを知らずに入ると、常連さんから厳しい「指導」を受けることもありますが、それはこの宝物を次世代へ繋ぐための愛情でもあります。
- まず「十ヶ条」を読むこと
入浴前に必ず掲示板を確認してください。
これは単なるお願いではなく、この場を共有するための「契約」のようなものです。 - 入る前に必ず体を洗うこと(掛け湯を十分に)
浴槽の鮮度を保つため、汚れを落としてから入るのが鉄則です。
また、熊の湯は非常に高温なため、足元からじっくりと掛け湯を繰り返すことで、心臓への負担やヒートショックを防ぐ重要な準備運動にもなります。 - 熱くてもいきなり水を入れて薄めないこと
「熱い」のが熊の湯の誇りです。
訪問者の多くの方々の感想は「熱すぎる」です。もはや、慣れている地元の人々しか入れないぐらいです。
しかし、安易に加水して温度を下げることは、源泉を楽しみに来ている他の利用者への配慮に欠ける行為とみなされます。
まずは掛け湯で体を慣らし、どうしても耐えられない場合のみ、周囲に一言断ってから最小限の加水を行いましょう。 - 勝手に沢の水を入れない、入れたら必ず止めてから出ること
温度調節のために沢の水を引くことがありますが、出しっぱなしは源泉の成分を薄め、温泉の質を損ないます。
調整した後は必ず元に戻すのがマナーです。 - 酒を飲みながら入らない
高温の温泉での飲酒は脱水症状や転倒事故のリスクを飛躍的に高めます。
神聖な湯船を汚さないためにも、お酒は湯上がりに楽しみましょう。 - 水着の着用禁止(タオル巻きは要確認)
基本的には全裸での入浴となります。
女湯に限り、プライバシー配慮のためにタオル巻きが許容される場合もありますが、浴槽内にタオルを浸けるのは厳禁です。 - お湯は飲用可能
ここの温泉は飲むこともできます。
ただし、成分が非常に濃いため、ご自身の体調に合わせて少量ずつ試すようにしましょう。 - 清掃に出くわしたら手伝うこと
早朝の清掃はボランティアの方々によって行われています。
もし清掃時間に重なった場合は、感謝の気持ちを持ってデッキブラシを握る。
そんな交流も「熊の湯」ならではの醍醐味です。 - ゆっくり楽しんで疲れをとること
ルールを守った上であれば、そこは最高の癒やし空間です。
知床の風を感じ、自然の恵みを五感で受け止めてください。 - ゴミは必ず持ち帰ること
ここは世界自然遺産の真っ只中です。
放置されたゴミは景観を壊すだけでなく、ヒグマを誘引する原因にもなり、温泉の閉鎖を招きかねません。

代表的な利用者の声
地元ルールが強すぎて、不評が多いのも事実ですが、ココはそういうのも含めて楽しむ場所なのです!
- 「これぞ本物の温泉!体が芯から温まり、肌がスベスベになった。」
- 「早朝、霧の中での入浴は幻想的. エゾシカが近くまで来ることもある。」
- 「地元の方に『熱いから足からゆっくり入りな』と優しく声をかけてもらった。」
- 「観光客がルールを無視して水を入れると、常連さんに厳しく怒られることがある。」
- 「とにかく熱い!子供や肌の弱い人には厳しい温度かもしれない。」
- 「脱衣所は簡素なので、貴重品は車に置いていくのが鉄則。」
熊の湯の詳細情報
| 所在地 | 北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町 |
| 利用可能時間 | 24時間 清掃中は立入不可 |
| 泉質 | 重曹硫黄食塩泉 (含硫黄-ナトリウム-塩化物泉) |
| 駐車場 | 国道334号線沿い無料駐車スペースあり |

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