景観スポット

地球岬 [北海道室蘭市]

地球岬 心霊スポット 景観スポット

心霊地探索の必需品

峻厳なる対比の風景

北海道室蘭市に位置する地球岬は、訪れる者を息をのむような絶景で迎える。太平洋の広大なパノラマ、劇的な断崖絶壁が織りなす景観は、まさに自然の驚異と言える 。展望台からは、地球の丸みを実感できるとさえ言われ、その雄大さは多くの人々を魅了してきた 。事実、「北海道の自然100選」で一位に選ばれたこともあるこの地は 、道内有数の景勝地としての地位を確立している。しかし、この圧倒的な美しさの背後には、深く暗い影が潜んでいる。この場所が持つ強烈な二面性、つまり息を呑むほどの美しさと、それに相反する陰惨な評判との間の亀裂こそが、地球岬を巡る不可解な物語の源泉となっているのかもしれない。美は通常、喜びや安らぎをもたらすものだが、ここではそれが絶望と隣り合わせに存在し、その不協和音が人々の心に言い知れぬ不安を植え付ける。この美しさが、むしろ恐怖を際立たせ、恐怖が美しさを一層悲劇的なものへと変貌させるのだ。  

北海道を代表する自殺スポット

地球岬は北海道を代表する自殺スポット

地球岬という名で定着したが、『地球』はここを指す地名ではない。
本来の名称の元となったのは、「ポロ・チケップ」。
アイヌ語である。
ポロ』は「大きい」、『ポン』は「小さい」といった意味。
チケップ』は「
北海道の海岸地域の訛りが微妙に呼び名を変化させ、最終的に「チケウ」と呼ばれていた時期に、地球という字をあてた。
また、岬周辺の奇岩「ムカルイソ(マサカリの岩)」には、天地創造の神「コタンカラカムイ」が使ったマサカリが岩になったという伝説が残る。これらの古代の物語は、この風景に悠久の時の流れと、神聖にして時に危険な力を与え、現代人が抱く不安とは異なる、より根源的な畏怖の念を呼び起こす。

地球岬 心霊スポット

地球岬は、その風光明媚な顔とは裏腹に、「北海道を代表する自殺スポット」という忌まわしい呼称でも知られている。高さ約100メートルにも及ぶ切り立った断崖は 、その絶景ゆえに、皮肉にも命を絶つための場所として選ばれてきた歴史を持つ。この事実は、室蘭警察署が飛び降り自殺を未然に防いだという報道からも裏付けられる。この地の峻厳な地形、特に容易に近づける断崖の存在は、その評判と相まって、ある種の不気味な魅力を放っているのかもしれない。「虚空の呼び声(l’appel du vide)」として知られる、高所から身を投げ出したくなる衝動は、誰しもが一度は感じたことのある原始的な感覚であろう。地球岬のような、既に悲劇的な評判が確立された場所では、この感覚が増幅され、苦悩する人々や暗いスリルを求める者にとって、抗いがたい「引力」として作用する可能性が否定できない。それは、内なる衝動と、場所が持つとされる不吉な力との境界線を曖昧にし、「呪われた場所」あるいは「悪意に満ちた場所」という物語を育む土壌となる。そしてより強く、負のエネルギーを持つ者を魅きつける。

地球岬 心霊スポット
地球岬 心霊スポット

死を呼ぶ断崖絶壁

地球岬を訪れた者の中には、たとえ白昼であっても、形容しがたい不安感や、空気が張り詰めたような感覚を覚える者がいるという。それは、目には見えず、全ての人に感じられるわけではないが、確かに存在する何かを示唆しているかのようだ。この感覚は、具体的な怪異譚が語られる以前から、この地が持つ固有の性質として、訪れる者の心に最初の悪寒を刻み込む。

地球岬 心霊スポット
地球岬展望台とは逆に進む道。
この先に崖が続く。

多くの自殺者を呼ぶ地球岬断崖絶壁
日本を代表する飛び降り自殺スポットである、東尋坊に似た地形。

この周辺で発見される死体の多くは、目が大きく開かれているという。
意を決して飛び降りるものの、落下中に死への恐怖が頭をよぎるのだろう。

室蘭は地形上、大きな半島になっている。
絵鞆半島(えともはんとう)と呼ばれている。

その絵鞆半島の南部海岸沿いは、巨大心霊スポットとなり多くの死者を呼び寄せている。
大きな負のエネルギーが渦巻いている。

地球岬からはじまり、そこから北東のイタンキ浜あたり一体が心霊スポットとなっている。
イタンキ浜ではかつて、大量の白骨死体が発掘されていた。

イタンキ浜の多くの死霊

1954年10月にイタンキ浜で125名にもおよぶ遺骨が見つかった。
これらの遺骨は、戦時中に捕虜となり、室蘭市内の製鉄所や港湾で強制労働(タコ部屋労働)に従事していた中国人のものであった。

当時日本全国で、「日本で亡くなった中国人の遺骨を返還しよう」という中国人強制連行者の遺骨収集送還運動というのが起こっていた。
それに合わせて、室蘭市では関係者の証言をもとにイタンキ浜で発掘が行なわれた。

掘り起こされた遺体は、屍をその辺に適当に埋めただけのもである。
投棄されてから数年しか経過していないため、非常に生々しい死体が多かった。
中にはまだ、髪の毛が生えているものもあった。
より深く調べていくと、頭蓋骨にヒビが入ったもの、銃弾による穴の開いたものなど、明らかに拷問により虐殺された遺骨が多数あった。

当時の室蘭市には1855名もの中国人が強制連行されており、室蘭市では1年間に約3分の1である564人が亡くなった。
全国的に見ても、室蘭での死者の割合が異常に多い。

室蘭鉄工所での中国人労働者の扱い

室蘭市の収容所では、北海道の真冬であってもストーブは与えられなかった。
海風吹き込む質素な収容所。
衣服は最初に支給されたもののみで、ペラペラの靴はすぐ破れた。
素足で働かされ、冬の寒さで凍傷を起こした。
凍傷によって足指や耳が腐れ落ちた人もいた。

風呂はなく、労働者は垢や汚物にまみれて、収容所内は異様な悪臭を放っていた。
飲み水は与えられず、労働者は、屋根の雪を食べて咽の渇きをしのいだ。

指導員からの暴行や拷問は日常茶飯事で、周りへの見せしめとして遠慮なく命までも奪った。
病気になろうが、病死しようが、医者が収容所に来ることはなかった。

食事はろくに与えられず、労働者は飢餓に苦しむ毎日であった。
体が衰弱して立てない人は、専用棟に移され、食事は断たれた。
そこで、ほとんどの人が死んでいった。
遺体は労働者の仲間がリヤカーで運び焼いたが、空腹のあまり焼け焦げた遺体を食べた者もいたという。

地球岬 心霊スポット

新たなる遺体

1972年、室蘭イタンキ浜墓地にかかる新道工事現場で、計115体の白骨化した遺体が新たに発掘された。
特に9体の埋葬状況は異常であった。
当時の新聞の記事によると、
「たたみ一畳ほどの所に折り重なって埋められ、一番下の一体以外は寝棺にも入っていなかった」

残った怨恨

多くの中国人は過酷な労働の末、穴を掘って捨てられた。
残虐を極めたその恨みは強い。

イタンキ浜から地球岬にかけての海岸沿いは、霊の目撃談や不思議な現象の体験談が非常に多い。

イタンキは浜は夏でも水温が低いという理由で、2017年に海水浴場が閉鎖された。
それ以前は、海水浴場が開かれていた。
多くの人が、泳いでいると足を引っ張られる経験をしている。
原因不明の溺死も発生していた。

中国人殉難烈士慰霊碑

現在、イタンキ浜を見渡す丘の中腹に「中国人殉難烈士慰霊碑」が建てられている。

旭川市の隣町、東川町同様、自らが犯した消せることのない罪を取り繕うための慰霊碑である。

地球岬展望台

地球岬 心霊スポット
地球岬 心霊スポット
地球岬 北海道の自殺スポット
地球岬の外は断崖絶壁
地球岬 心霊スポット
地球岬 心霊スポット
風のない夜中に、突然この鐘の音が周囲に響く
地球岬 心霊スポット
地球岬 心霊スポット

肝試しと恐怖への憧憬

地球岬は、特に若者たちにとって「肝試し」の場所としても知られている 。このような行為は、恐怖に立ち向かい、仲間との絆を深め、新たな都市伝説を生み出すという心理的機能を果たしている。岬は怖い場所であると「期待」されること自体が、スリルを求めて訪れる者にとって自己成就的な予言となり得る。地元の「肝試し」の伝統は 、単なる若者の悪ふざけではない。それは、岬の不吉な評判を積極的に維持し、伝播させる強力な儀式なのである。各グループは、あらかじめ植え付けられた恐怖心を胸に抱いて暗闇へと分け入る。この高揚した状態では、木の葉のざわめき、風のうなり声、一瞬よぎる影、その全てが未知の何かの確証となり得る。これらの「体験」は、誤解であれ、真の戦慄であれ、語り継がれ、脚色され、集合的な物語へと織り込まれ、次の世代の冒険者たちのために、呪われた岬の伝説を生き生きと保ち続けるのだ。  

チキウ岬灯台

地球岬 心霊スポット

地球岬沖では、海洋散骨が行われることもある。これは故人を偲ぶ敬虔な行為であるが、最後の儀式や遺骨との関連は、この場所に厳粛でメランコリックな雰囲気を加え、終焉と霊魂の場所という感覚を強める。ここで命が絶たれるという厳しい現実、それが意図的な行為であれ、最後の別れとして遺灰が撒かれることであれ、地球岬には否定しがたい悲しみの重みが染み込んでいる。最も懐疑的な人でさえ、人間の深い悲しみと絶望がこの地球上の一点に繰り返し刻まれてきたという知識は、消せない感情的な残留物を残す可能性がある。この「魂の刻印」は必ずしも超自然的ではないが、それは触知可能な重苦しさであり、記憶と共感による haunting であり、空気そのものが語られぬ悲劇に震えているかのように感じさせる。

地球岬 心霊スポット
地球岬 心霊スポット
現在では行き止まりとなっていてチキウ岬灯台へは近づけない

地球岬の詳細情報

地球岬の周辺マップ

航空写真

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