大自然に佇む羅臼岳を望む展望台

国道334号線。
知床ウトロと羅臼を結ぶ知床横断道路の中間にある知床峠展望台。
周囲にあるのは大自然のみ。
知床横断道路は冬季には通行止めになります。
例年ゴールデンウイークを明けてから通行が出来るようになります。
知床峠は、厳しい気象条件や短い開通期間というハードルがあるからこそ、走り切った時の感動が他のどの道路よりも大きい「唯一無二の絶景ルート」です。
ライダーを魅了してやまない4つの絶景ポイント&魅力
① 圧倒的な存在感!目の前にそびえる「羅臼岳」

峠の頂上(知床峠展望台)に到着すると、まず目を奪われるのが標高1,660mの日本百名山「羅臼岳」です。 山頂近くのハイマツ帯や露出した岩肌が目前に迫り、まるで手で触れられそうなほどの近さと立体感があります。新緑の夏はもちろん、紅葉に染まる秋の美しさは息をのむほどです。
② 太平洋と北方領土「国後島」を望む大パノラマ

東側(羅臼側)を見下ろすと、そこには根室海峡と北方領土の「国後島(くなしりとう)」が視界いっぱいに広がります。 晴れた日には国後島の山並みや海岸線までくっきりと目視でき、「日本海の果てまで走ってきた」という強烈な旅情と達成感を味わうことができます。
③ 極上のコーナーリング!高低差とカーブの絶妙なバランス

知床峠はただ景色が良いだけではありません。走りの楽しさも特筆モノです。
- ウトロ側: 緩やかなロングストレートから徐々に高度を上げていくダイナミックなアプローチ。
- 羅臼側: 急激な高低差を一気に駆け下りる(あるいは駆け上がる)テクニカルなワインディングロード。
程よいR(曲線半径)のコーナーが連続し、車体を傾けながら流れる景色を楽しむ時間は、まさにライダー冥利に尽きる瞬間です。
④ 刻一刻と表情を変える幻想的な風景(雲海・夕景)

気象条件が合えば、羅臼側から太平洋の湿った空気が流れ込み、峠から見下ろす一面の「雲海」に遭遇することもあります。また、夕暮れ時にはオホーツク海側が茜色に染まり、ドラマチックな走りを堪能できます。
知床峠ツーリングで絶対押さえるべき4つの注意点
知床峠は絶景の宝庫であると同時に、「北の大地の厳しさ」を最も突きつけてくるエリアでもあります。安全に楽しむための必須知識を頭に入れておきましょう。
① 激しい「濃霧(ガス)」と急激な天候変化
知床峠は「日本有数の発生率」を誇る濃霧地帯です。ウトロ側が快晴でも、峠の頂上や羅臼側に差し掛かった瞬間に視界5メートル以下の真っ白な濃霧に包まれることが頻繁にあります。
- 対策: ウインカーやフォグランプを活用し、スピードを十分に落としましょう。無理な追い越しは絶対厳禁です。
② 夏でも凍える!寒さ・気温差対策
真夏(7月〜8月)であっても、下界が25℃以上あるのに峠の頂上では10℃〜12℃前後まで下がり、強い風が吹き荒れることが珍しくありません。特に薄着で走り出すと、寒さで操作がままならなくなる危険があります。
- 対策: 7月・8月でもウインドブレーカーやライディングジャケットのインナー、冬用グローブをシートバッグに忍ばせておくことを強く推奨します。
③ 野生動物との遭遇(ヒグマ・エゾシカ・キタキツネ)
知床はヒグマの最高密度生息地の一つです。道路上にエゾシカが飛び出してくることは日常茶飯事で、時には道路脇で草を食むヒグマに遭遇することもあります。
- 対策: 見とれて脇見運転をしないこと。また、クマを見かけても絶対にバイクを止めて近づいたり写真撮影をしないでください(バイクは身を守る遮蔽物がありません)。
④ 夜間通行止め・夜間走行の回避
知床峠(知床横断道路)は、路面凍結や事故防止のため開通期間中であっても春・秋シーズンは夜間(17:00〜翌8:30など)通行止め規制が実施されます。 また、街灯が一切ないため夜間の走行は野生動物との衝突リスクが跳ね上がります。必ず明るい日中のうちに通過するスケジュールを組みましょう。
唯一の休憩スポット

知床横断道路上は施設が何も有りません。
中間位置にある貴重な休憩、トイレスポットになります。
ここを逃すと、ウトロ側か羅臼側まで行かなければなりません。
必ず見てください!一生に一度の星空を!

知床峠の周囲は何もありません。
まさに大自然の中。
夜は、周囲に街灯も無く、照明を持っていかなければ歩くことも困難なほど真っ暗です。
遠くに、羅臼側の街のあかりがほんのり見えます。
それ以外はもう、星しか見えません。


知床峠周辺の観光スポット完全ガイド(ウトロ側〜羅臼側)
知床峠の前後には、世界自然遺産の雄大な自然を満喫できる観光スポットが点在しています。
【ウトロ側エリア(西側)のスポット】
① 知床五湖(しれとこごこ)
- 概要・見どころ: 原生林に抱かれた5つの神秘的な湖。知床を代表する大人気スポットです。湖面に映る知床連山の逆さ富士や、静寂な湖畔の風景は息をのむ美しさです。
- 見学方法・コース:
- 高架木道(往復約1.6km / 所要時間約30〜40分 / 無料): 一湖の湖畔まで続くバリアフリーの木道。電気柵が完備されているため、シーズンを問わず安全かつお手軽に絶景を楽しめます。
- 地上遊歩道(小ループ約1.6km・大ループ約3.0km / 有料): 実際に森の中を歩く本格散策。レクチャー受講(450円)が必要です。ヒグマ活動期(5月〜7月下旬)は認定ガイドの引率ツアー予約が必須となります。
- アクセス: ウトロ市街から車・バイクで約20分(知床峠手前の分岐から約10分)。
- ライダー向けワンポイント: 地上遊歩道を歩く場合はトレッキングシューズ推奨です。ライディングブーツで手軽に絶景を見るなら「高架木道」コースが最適!ヘルメットはフィールドハウスのコインロッカー(または受付)に預けると快適です。
② フレペの滝(乙女の涙)
- 概要・見どころ: 川がなく、知床連山の地下水が高さ約100mの断崖絶壁からオホーツク海へ直接ホロホロと落ちる幻想的な滝。その姿から「乙女の涙」と呼ばれます。
- アクセス・所要時間: 「知床自然センター」駐車場から遊歩道を徒歩で片道約20分(往復約40分〜1時間)。
- 見学料: 無料
- ライダー向けワンポイント: 散策路は起伏が比較的緩やかな草原・原生林ルートです。道中で野性のエゾシカに遭遇する確率が高く、知床らしい風景を手軽に味わえます。暑い日はライディングジャケットをバイクに置いて歩くのがコツです。
③ 知床自然センター
- 概要・見どころ: 知床の自然情報、ヒグマの目撃情報、登山・散策レクチャーを提供する情報拠点。大型スクリーン「MEGA SCREEN KINETOKU」での映像上映も迫力満点です。
- 施設情報: 軽食・カフェコーナー、アウトドアブランド(THE NORTH FACEなど)のショップも併設。
- アクセス: ウトロ市街から国道334号を峠方向へ約10分(知床峠と知床五湖への分岐点)。
- ライダー向けワンポイント: カムイワッカ湯の滝のレクチャー受け取りや、各種最新の気象・道路規制情報の確認に必ず立ち寄りましょう。無料駐車場が広く、バイクの停めやすさも抜群です。
④ カムイワッカ湯の滝
- 概要・見どころ: 活火山「知床硫黄山」から湧き出る温泉がそのまま川となって流れる激レアスポット。川の中をジャブジャブと遡ると、川全体が温かい温泉(天然の湯の滝)になっています。
- 営業期間: 例年7月1日〜9月30日頃(※天候や落石状況で変動あり)
- 利用ルール・料金: 事前予約制(マイカー利用枠/シャトルバス枠あり)。体験料大人2,200円〜2,900円前後。
- アクセス: 知床五湖からさらに奥へ未舗装路(ダート)を約11km(約20〜30分)。
- マイカー/バイク規制: お盆時期(8月上旬〜中旬)はマイカー・バイク通行禁止となり、知床自然センターからのシャトルバス利用必須。
- ライダー向けワンポイント: 知床五湖からの約11kmはフラットですが未舗装のフラットダート(砂利道)です。オンロードバイクや足つきに不安がある方は走行注意!また、川を登る際はマリンシューズや滑りにくい靴が必要です(現地無料ヘルメット貸出あり)。
⑤ オシンコシンの滝
- 概要・見どころ: 「日本の滝100選」にも選ばれている迫力満点の瀑布。途中から落水が2筋に分かれていることから「双美の滝」とも呼ばれます。滝のすぐ間近まで階段で登ることができ、水しぶきを全身に浴びるほどの臨場感があります。
- アクセス: 斜里市街からウトロへ向かう国道334号沿い(ウトロ手前約10km)。
- 所要時間・料金: 所要約15分 / 見学無料・駐車場あり。
- ライダー向けワンポイント: 国道沿いにあるため、知床峠へ向かうアプローチとして完璧な立地です。階段を少し登るだけで絶景が拝めるため、ライディングブーツのままでも手軽に立ち寄れます。
⑥ 夕陽台(ゆうひだい)
- 概要・見どころ: ウトロ市街地近くの「国設知床野営場」の一角にある展望スポット。オホーツク海に沈む夕日が美しく、黄金色に染まる海と港の景色はロマンチックそのものです。
- アクセス: ウトロ港から車・バイクで約5分。
- 料金: 無料
- ライダー向けワンポイント: ウトロで1泊するライダーには絶対おすすめの夕暮れスポット。知床峠を走り終えた1日の締めくくりに訪れると最高です。
【羅臼側エリア(東側)のスポット】
⑦ 羅臼温泉 熊の湯(くまのゆ)
- 概要・見どころ: 知床横断道路の羅臼側入口付近の原生林の中にポツンと佇む、全国の温泉ファン・ライダーに知れ渡る名物の無料野天風呂。地元志願者によって管理されており、白濁した硫黄泉が源泉かけ流しで楽しめます。
- 営業時間・料金: 24時間利用可能(清掃時間を除く) / 無料(志納箱あり)
- 設備: 男女別(脱衣所・湯船あり)
- ライダー向けワンポイント: お湯の温度がかなり熱い(44℃〜46℃前後)ことで有名です!入浴前には地元の「熊の湯ルール」(しっかり掛け湯をする、いきなり水をうめすぎない等)を守って入浴しましょう。峠越えで冷えた身体を温めるのに最高の湯です。
⑧ 羅臼国後展望塔(らうすくなしりてんぼうとう)
- 概要・見どころ: 羅臼高台に位置し、目の前に横たわる北方領土「国後島」や羅臼港、知床連山を一望できる展望施設。館内には北方領土に関する展示コーナーもあります。
- アクセス: 羅臼市街地から車・バイクで約10分。
- 料金: 入館無料
- ライダー向けワンポイント: 知床峠展望台よりも標高が低いため、峠が濃霧で何も見えなかった時でも、ここは晴れていて国後島がクッキリ見えることがあります。諦めずに立ち寄ってみる価値あり!
⑨ 相泊温泉(あいどまりおんせん)・セセキ温泉
- 概要・見どころ: 羅臼市街からさらに道道87号(知床旅情の舞台)を北上した「道路の終点」付近にある超秘湯。海のすぐ横(ほぼ海中)に湧き出る温泉で、干潮時のみ入浴できる野生味あふれるスポットです。
- アクセス: 羅臼市街から約24km(車・バイクで約30分)。
- ライダー向けワンポイント: 国道の行き止まりまで走る「地の果て感」を満喫したいライダーに大人気。開設期間は夏場(7月〜8月中旬頃)限定です。
知床峠展望台の詳細情報
所在地:北海道目梨郡羅臼町湯ノ沢町
施設:トイレ




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