北海道は、なまら広くて自然が溢れる。
街を外れると、信号すらほとんどなく、ひたすらに走る快感。
気づいたら「2時間くらい、地面に足ついて無いわ」なんて事も多々ある。
頭を真っ白にして、絶景の中を走り抜ける。
邪魔をするものなんて何もない。
そんなツーリングの聖地 北海道ツーリングで走るべき絶景ロードをリストアップしました。
日本海オロロンライン
言うまでもなく北海道に来ればほぼ通る『日本海オロロンライン』。
オロロンラインと聞くと、なんか道北の日本海側の道のイメージがあるが、
実質オロロンラインは小樽市から稚内市まで約320kmも続く。
日本海の海沿いにひたすら走るこのルートは太陽が海の上に沈む。
夕陽を見るためのスポットも多く、夕暮れの時間に合わせて走るべき!
一番の見どころは、日本最北端稚内市へと向かう天塩町から稚内市までの道道105号線。
約60kmの間、建物がほっとんど無く、信号も1箇所だけ。
北海道ならではの何も無い道を、頭空っぽにしてひたすら走り抜ける道。
北太平洋シーサイドライン
『北太平洋シーサイドライン』とは十勝の広尾町から根室市の納沙布岬まで続く全長321kmに及ぶ海岸線を走る道路の総称。
その中でも釧路町・厚岸町・浜中町の3町にまたがる海岸線沿いの道路を『岬と花の霧街道』と名付けられています。
釧路市から根室市の間は国道44号線を行くより、海岸沿いのこのルートを走りましょう!!
コレ絶対。
釧路から根室までの海岸沿いが北海道らしい風景が広がり最高です!
このルートの見どころは『海と丘』。
正直なところ広尾〜釧路の間は海岸から距離が離れているので、走りながら海は見えないのでそんなに楽しくは無いです。
昆布刈石展望台:オフ車
北太平洋シーサイドラインのすぐ横に沿った短いダート道にある展望台。
そこまで距離は長く無いのですが、結構急な坂道が含まれるので、オフ車でなければ辛い箇所も。
あまり知名度のない展望台で、道の横に昆布刈石展望台って看板が立っているだけの場所なんだけれども、結構愛好者は多い。
崖と静かな海の絶景が広がる。
美幌峠
北海道一の絶景が見える峠と言ってもいい美幌峠。
美幌町から南下していく方向に走るのが最高で、峠の一番高い山頂あたりから下りの方向に雄大な屈斜路湖の風景が現れる。
大自然を走り抜け峠の直後に湖の組み合わせが感動を生む。
静寂と広大な風景。
日没時間などの少し寂しくなる時間帯に行くのがオススメ。
かなりエモい。
三国峠
三国峠は山頂展望台から十勝側が見所。
三国峠展望台から先へ進むと眼下に広がる広大な樹海。
三国峠を象徴する風景のカーブの先にある松見大橋。
三国峠は北から南へ走るのがベスト!
三国峠展望台にポツンとあるカフェ、『三国峠Cafe』のソフトクリームのエスプレッソがまじで美味い!
知床峠
世界遺産、知床半島を縦断する知床峠。
冬季は完全通行止め。
当然、誰も住んでいない場所。
そこを支配するのは野生生物。
ヒグマ、エゾシカ、キタキツネ。
日本の果ての風景。
猿払村道エサヌカ線
北海道ツーリングといえば『エサヌカ線』
オホーツク海側の北の方、浜頓別町と猿払村の間の海沿いの道。
エサヌカ線は真っ平で広い。
道路沿いには電柱も何も無い。
時々現れるエゾシカの群れには要注意。
ひたすら続く道はオロロンラインの稚内のあたりにもありますが、エサヌカ線の特徴は真っ平がひたすら続く。
ニセコパノラマライン〜倶知安市街
ニセコの標高の高い位置を走り抜けるルート。
蘭越町交流促進センター雪秩父や五色温泉旅館など、北海道を象徴する名湯も楽しめる。
積丹半島〜小樽市
夏場が最高の海沿いルート。
小樽市、余市町、古平町など味わいのある海沿いの小さな街を走り抜けるルート。
夏の海水浴シーズンは活気があって、走っているだけでテンションが上がる。
この辺りは海がとても綺麗で海水浴場も多い。
積丹半島はウニが有名。
海岸沿いには海の幸が楽しめるお食事処も多い。
洞爺湖一周
北海道を代表する湖の一つ洞爺湖。
洞爺湖は湖沿いの縁をぐるりと一周できる道がある。
1週36kmでちょうど良い距離。
ツーリングだけではなく、洞爺湖一周サイクリングも人気。
洞爺湖は道外からの観光客も多いが、道民の観光スポットでもある。
支笏湖
道央圏ライダーの代表的ツーリングスポットである支笏湖。
札幌市〜支笏湖に通じるラインが、かっ飛ばしライダーが非常に多いので注意が必要。
コーナーが多く楽しいルートではあるのですが、定期的に事故も発生する注意が必要なスポットですもあります。
札幌市〜支笏湖までのルートは人気があるが、そこから先の道はいまいち面白くは無い。
分岐して、千歳や苫小牧に向かうルートは退屈。
美笛峠方向は風景はいいものの、道中圏の主要道路のため交通量が多いのでバイクで走るのにはちょっと退屈。
白い道〜宗谷岬
日本最北端の宗谷岬のすぐ手前。
粉砕したホタテの貝殻を敷き詰めた白い道。
稚内市街地から宗谷岬へ向かうのであれば、白い道経由で宗谷岬へ。
白い道を走り抜けてから宗谷岬へ向かうと、宗谷岬の高台へ出ますよ。
天に続く道
知床半島の空へと向かう28kmの直線道路。
『天に続く道』と名付けられた直線道路の知床半島側の端から斜里市街へ向かっていく。
知床半島ウトロ側に行き来する際に立ち寄ると良い場所にあります。
ちなみに天に続く道の知床半島の逆側の小清水側は、マジで何も無い。
案内看板も何も無い。
なので、端まで行っても面白くは無い。
摩周湖第三展望台
道東の観光地として有名な摩周湖。
あえて、摩周湖第三展望台と記載します。
弟子屈市街から向かうと、第一展望台まで行って帰ってしまう場合が多々ある。
というか、第一展望台は観光時期には有料になるし。
第三展望台は売店とかは無いけど無料。
高台を走る摩周湖第三展望台へと向かう道は西方向に硫黄山を見下ろせる絶景ルート。
ナイタイ高原牧場
北海道十勝地方にある、酪農の街上士幌町。
ナイタイ高原牧場は日本一広い、総面積約1,700ha(東京ドーム358個分)の公共牧場。
日本一大きな牧場で放牧された牛を横目に走ると十勝平野を見渡せるナイタイ高原展望台に辿り着く。
もう景色が広大。
展望台のすぐ下には売店、カフェが併設されたナイタイテラスがあります。
野付半島
知られざる観光スポットである『野付半島』。
生き物の王国で野生生物には気をつけろ!
とにかくエゾシカだらけ。
トドワラ、ナラワラと名付けられた、奇妙な森や野生生物の宝庫。
野付半島はそれほど横幅がなく、道の左右は海と湾。
白鳥大橋
東日本最大の吊り橋。
『夜景の街・室蘭』だけあって、夜間のライトアップはとても綺麗。
白鳥大橋を渡るのもいいのですが、白鳥大橋を含めた周囲の工業地帯の夜景が素晴らしい。
室蘭の工業地帯と共に夜に走るのがベスト。
ただし白鳥大橋は自動車専用道路となるため、原付、原付二種、自転車は走行不可。
道北スーパー林道&函岳:オフ車
山頂まで乗り物で行ける珍しい道北の山、函岳。
異世界感溢れる山頂からの景色。
両側の海、日本海側もオホーツク海側も見える。
山頂まで行くとなると、ダートが55km続くためオフ車でなければかなり辛い。
北海道ツーリングで函岳を目指す人も多い。
襟裳公園線
襟裳岬へ向かう道道34号線。
襟裳岬といえば風。とにかく横風に注意!
平坦で海の絶景が広がるルート。
パッチワークの路
広大な緩やかな丘と畑。
色々な昔のCM等で有名になった絶景が集まっている一帯。
『セブンスターの木』や『ケンとメリーの木』『マイルドセブンの丘』等。
十勝牧場 白樺並木
十勝地方音更町にある、十勝牧場。
十勝らしい風景の中に、ドラマや映画などで使われる、まっすぐ道に沿って伸びる白樺並木がある。
十勝牧場の施設内はほとんど一般開放されていないが、この並木道と最奥にある展望台は開放されている。
多くの人は敷地入ってすぐの白樺並木のフォトスポットで写真を撮って帰ってしまうが、せっかくなので十勝牧場展望台まで行ってみるべき。
ただ、敷地内はほぼ砂利道なので、オフロードバイク以外は慎重に走ろう。
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