温泉で体調を改善するための、正しい入浴方とは?
湯治の基本的ルール
入浴は1日3回まで
入浴は基本的に体に負担をかけ、体力を消耗する行為です。
身体をいたわる1日の入浴回数の限度は3回程度。
温泉に入りすぎるのは疲労の元で体調悪化に繋がります。
治療目的の場合、湯治期間は2週間〜
体調の変化を目的としたガチの湯治の期間は2週間から4週間必要になります。
ストレスを解消し、ちょっと体を休めるプチ湯治であれば1〜2日程度でも可能!
温度に適した入浴時間を守る!
温泉は気持ち良いからつい長湯したくなりますが、ストレス解消には効果的ですが、体力は消耗します。
求める効果に適した入浴時間の選択が必要です。
基本的な湯治での入浴時間
■ぬる湯 上限30分
湯温:40度ぐらいまで
ぬる湯の特徴:特に37〜39度の不感温度では副交感神経が優位になりリラックスできる
刺激が少なく体への負担も少ない。鎮静作用・鎮痛効果も期待できる
■通常温度 上限15分
■あつ湯(熱湯) 上限5分
湯温:42度以上
あつ湯の特徴:交感神経が刺激され、体や心が興奮
体や気持ちがすっきりとし活性化される
辛い肉体疲労時の急速な回復に効果的
湯治の入浴方法
1、かけ湯
掛け湯によって皮下の血液を広げ、血圧の急な上昇や脳貧血を予防します。
入浴による疲労も軽減します。
脚、腕、腹部の心臓から遠い順に行うのがベスト。
2、体を洗う
温泉成分を皮膚に残すために、入浴前に体を洗います。
2回目からの入浴時は不要で掛け湯のみで!
洗いすぎると皮膚カッサカサになります。
3、温泉に浸かる
浴槽が複数あり、温度が選べるのであればぬる湯がベスト。
温度に対して、最適な時間を守るのが吉。
身体を伸ばしたりマッサージなどすると筋肉の緊張がほぐれ、入浴効果を高めます。
4、湯上がり
温泉から上がった後は洗い流さず拭き取るのが良い。
皮ふに残る温泉の成分を洗い流すと、効果が減少してしまいます。
しかし、温泉の泉質によっては刺激が強いものがあり、その場合は洗い流した方が良い。
皮膚に負担がかかり、乾燥を招く可能性がある。
5、休憩
湯上がり後は必ず休憩をとります。
30分〜1時間程度。
お部屋があるのであれば、布団に横になっていましょう。
湯疲れを防ぎ、リラックスした気分が温泉の効果を高めます。
同時に絶対に水分補給を忘れずに。
水分補給で体内の疲労物質を排泄します。
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