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車中泊連続500日の経験者が思う、車中泊車のつくり方

車中泊車 DIY 記事

車中泊の最大のメリットは、時間に縛られない事!
快適な車を作り上げて、最高の旅を!

間違いなく優先順位1位なもの

間違いなく優先順位1位になるのは寝具
そして、車中泊車はこれが全てでもあります。

車中泊車の睡眠環境はどう考えればいいのか?

車中泊での寝具の選び方は、一つの基準としては宿泊日数です。
2〜3日であれば、割と雑な睡眠環境でも耐えられます。
1日だけでであれば、車のシート倒しただけでも寝ること自体は可能。
ただ、朝起きた時に体が痛いし、疲れもそれほどとれません、、、

長期間旅行やバンライフになると、睡眠環境は超重要です。
睡眠によって体が休まらないのはかなりきついです。
車中泊の旅は、時間も不安定になりがち。
疲れが残ると、旅が楽しめません。

快適な睡眠環境を作る!

良い睡眠をとるには、車の中での環境から考えなければなりません。

まず何よりも平坦な睡眠スペースを!

車の中でいかに熟睡できるかが重要です。
それを決定づけるのは、睡眠時の平坦さ。
どうやって、平坦な寝床を作るかがかなり重要!
実際にちょっとでも凹凸があると、睡眠の質がグッと下がります。
なんか腰のあたりに、硬ったい部分が当たったり、腰が変に浮いていたり、寝返りが打てなかったり、足の置き場が定まらなかったり、、、

可能な限り、車の中で凹凸の少ない、ある程度の広さをもった睡眠スペースを作ることが大切です。
ちゃんとした睡眠環境を作っておかないと、寝ても疲れが取れません!
特に数日に及ぶ車中泊の場合は影響はかなり大きくなります。

車選びから始めれる場合

車中泊をするのに、車選びから始めれるのであれば、
完璧に平坦な睡眠スペースを作ることが可能です。
そして、完璧な車中泊環境を整えるのと同時に、欲を言うと常設ベッドが欲しい所。

個人的に何より重要なのが『常設ベッド』。
別にベッドでなくて構わないのですが、要はいつでも寝れるスペースを確保することです。
これは多くの車中泊経験者に聞いても、同じ意見が出てきます。

疲れた時にすぐ寝れる事のありがたさ。

車中泊で出かけると、連日が旅です。
移動の合間に観光が組み込まれて、予定が決まっていると充分な休憩を取るタイミングがなくなります。
それを1日いっぱい行うのは、めっちゃ疲れます!!

疲れはこまめに取りたい。
昼ごはん食べた後や、眠気を感じた時、ちょっとだけでも横になれると疲労度は大きく違います。
ちょっとシートを倒して目を瞑るだけでも少しは違いますが、それほど疲れは取れません。

長い日数の旅ほど常設ベッドの必要性は高まります。
安全運転を続けるためにも十分な休息は必要です。

ベットキットが存在する車種の場合

車中泊人気が出てきており、いろいろな車種用のベッドキットがあります。
車種専用のため、フィット感は最高です。
最近はいろいろな車種でベットキットが作られていますので、マイナーな車でもベットキットが存在しています。
自分の車用のものがあるかもしれません。

家庭用スプリングベットマットレス

車中泊で家庭用マットレスを使う事で、家と同じ睡眠環境が作れます。
ただこれは、使用する車両や車作りでどうなるかが決まります。
平らな面を作れるのであれば、家庭用のスプリングマットレスを使います。

自分の車両は軽バンのアトレーですが、リヤのシートを倒しただけで、フルフラットに。
通常のベット用マットレスだと長すぎて入らないのですが、マットレスにはショートタイプというものが存在します。
軽のバンタイプはショートタイプの家庭用スプリングマットレスが最適です。
ピッタリ入ります。
本当に隙間なしのジャストフィットでした。

普通車の場合

やろうと思えばどんな車種でも、車中泊仕様車にすることができます。
コンパクトカーのホンダフィットを車中泊車にして北海道を旅している老夫婦を見た事もあります。
適当なサイズのOSB合板とか買ってきて、車内に設置しただけでも、割と快適な車中泊環境は作れてしまいます。

様々な気温に対処!

寝具を選びましょう。
車中泊の場合、基本的には家と一緒の布団が良いと思います。
寝袋の場合はやはり窮屈感があって、疲れがとれません。
と言いながら、寝具として1番のおすすめはスノーピークのシュラフです。

スノーピークのシュラフ

絶対的にオススメなスノーピークのシュラフ『SSシングル』。
そしてコレは2個セットで購入すべき。

SSシングルは広げると156×196㎝の長方形になります。
単体で、掛け布団や敷布団にもなります。
他の寝具を利用しても、追加の毛布になる。

このシュラフ2つを連結することが可能!
二人用の大きなシュラフとして使う事も可能です。
一人で寝るにしても快適。

シュラフ自体は、そこまで厚くはないため、公式でも、標高の高い場所や春、秋の使用はお勧めしていません。
実際に使用してみても、単体で使うのであれば夏専用かと思います。

このシュラフは補助的に使うと最強!

自分自身このシュラフ単体で寝具として使用したことがほとんどありません。
夏だったとしても、薄い普通の布団や毛布をかけて寝た方が快適です。

ただ、このシュラフ、寒い時に布団の上から被せるにと最強なのです。
広げると大きさが156×196㎝あるため、布団の上からすっぽり覆えるのです。
寒い時期は横から入り込む空気を遮断することが可能です!

個人的には、アウトドアもそうですが、元々は家で使っていました。
いつも、毛布や布団の上にプラスする布団として使っています。

自分の今の睡眠環境

自分の車は車中泊専用に購入しました。
車は軽バンのダイハツアトレー。
商用車ベースの軽バンで、後ろはシートを収納するときっちりしたフルフラットになります。

日本一周も近場の車中泊もいつも同じ仕様で使っています。

通常のベットマット(ショートタイプ)を敷いて、掛け布団は季節によって使い分けです。
夏は薄い毛布とスノーピークSSシングル。
真冬は、羽毛布団の上にスノーピークSSシングル。
あっつい時はSSシングルを避けて寝ます。
2枚構成にしておかないと、いざという時寒い思いをします。
移動して、標高が変わったりすると前の日との寝る時の気温差10度以上とかはザラにあります。

以下の動画は、日本一寒い街、北海道陸別町で-30度レベルの中車中泊した時の動画です。
掛け布団は、羽毛布団スノーピークのSSシングルです。
自分より上側の掛け布団側はいいのですが、下側の敷布団側は冷気入ってきますので、それには別途対処が必要!

寒い時は電気敷布が一番

車で寝る場合は、車の下側に空間があるため、ものすごく底冷えします。
下側は最終的には電気敷布が一番。
熱源があると、自分の体力を無駄に消費しません。

車中泊で、寒さに耐えれるか、耐えれないかの勝負をしても仕方がありません。
それ目当てに行くのであれば、楽しいのですけど、、、

積雪地域〜極寒地での必要装備

サイズに応じた電気敷布とポータブル電源。
ちなみにポータブル電源で電気敷毛布を一晩中使っていても、
次の日1日移動すれば、シガーソケットから十分充電可能です。

電気毛布は単体で厚みのあるものが一番。
電熱部分が全体にあるものを選びましょう。

と言う条件で、電気敷布で探すと適したものがなく、結局電熱カーペットをチョイスしました。

180×80サイズのホットマット

これが大正解で、フローリングの上に敷いてもいいように厚みがあるため、防寒性能が高い。
秋口などでは、電源を入れなくても、下らかの寒気を防いでくれます。
ふわふわでスプリングの硬さも緩和され、寝心地も向上するため春夏秋冬いつでも敷きっぱなしです。

遮光カーテン

車中泊車作りで必ず必要だと思うものの一つ、カーテン的な遮光物です。
カーテンの主な目的は、車中泊中のプライバシーの確保が大きいと思います。

車中泊の旅では、生活全てが車の中が基本。
着替えなども、車内で行う場合が多々あります。

いつでも寝れる環境

車中泊での旅は長距離ドライブや観光地巡りで、一日中動くことになります。
それが連日続くのでかなり体力を使い、頻繁に昼寝をします。
疲れてくると、運転中に急に睡魔に襲われる事が多々あります。

そんな中でも、できるだけ睡眠の質を上げて体を休めたいものです。
しかし、道の駅など駐車場は人の往来がハンパないので、ぜんぜん落ち着かないです。
ゆっくりと休憩する場合にカーテン、シェードの類は必須かと思います。
また、昼間であれば太陽の光がまぶしいです。

自分のアトレーの場合は、2パターンの遮光モードを使い分けています。

イレクターパイプという金属パイプで遮光カーテンを取り付けています。
自分の車に合わせて加工が必要ですが、わりとかんたんです。

このメーカーのシェードはかなりの数の車種用のシェードを販売しているので、自分の車にあったシェードが販売されているはず!

それが無ければ、100均のアイテムを利用したり、自分で作るしかありません。

テーブル

車中泊に最適なテーブル
車中泊をする時に、テーブル等、水平になるスペースは必要!

車中泊の旅では、車内で食事をする事も多いです。
真っ平で水平なテーブルは欲しいです。
現在使用しているテーブルは、ホームセンターDCMで見つけたテレビ用の台でした。
長さ、幅が自分の求めていたサイズに一番あっていました。

車の中に置く場合、フロアは高さのバラつきがあり、そのまま置くと足が浮いてガタガタします。
元々アジャスターがついていて、高さが変えられる様になっていましたが、アジャスターを長いものに交換し、高さ自体も使いやすい高さに変更して設置しています。

大きめなテーブルがあると、ちょっとした調理も出来ます。

 

快適な車中泊を!

ここまで、作っているので、車での睡眠環境は、家で寝るのと変わりません。
むしろ、ちょうどいい閉塞感があるので、家で寝るより快適です。
もはや、移動するホテルです。

その他に、車中泊で起きる問題がそこそこありますので、それは追々公開していきたいと思います。

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