時を超えた風格。国指定重要文化財「旧花田家番屋」

この道の駅の最大のシンボル。
それが隣接する「旧花田家番屋」です。
建造物としては日本で最も北にある国指定の重要文化財。
さらに、平成13年には北海道遺産にも認定された、まさに歴史的価値の高い建造物なのです。
建てられたのは明治38年(1905年)頃。
北海道に現存する鰊番屋としては最大級の規模を誇ります。
この番屋を建てた花田家は、当時の鰊漁で莫大な富を築いた大網元。
最盛期には200人、一説には500人を超える「ヤン衆」と呼ばれる雇い人たちがここで寝起きし、働いていたといいます。
かつては番屋の他に、船倉や米蔵、網倉など100棟以上の付属施設が建ち並んでいたというから驚きです。
その巨大な建物は、すべて地元「大椴(おおとど)」の山から切り出した木材を使用。
三半船(さんはんせん)という船で海上を運び、職人の手によって製材されました。
木造平屋建てを基本としながら一部が二階建て。
寄棟造りの屋根に、玄関だけは入母屋造りという特徴的な外観。
内部に入ると、広い板敷きの居間には3つの囲炉裏が切られています。
ここで大勢のヤン衆たちが立ったまま食事をとり、雑魚寝をしていた当時の様子が目に浮かぶよう。
太い柱や梁、欄間の透かし彫り、色ガラスをはめ込んだ洋風の便所など、和と洋が融合した独特の意匠も見どころです。
この番屋は、昭和30年代まで続いた鰊の大群(鰊群来)がもたらした富の象徴。
今はもう見ることのできない、かつての北海道の繁栄を物語る貴重な生き証人と言えるでしょう。
番屋は年間を通じて公開されています。(冬季休館あり )
入館料は大人400円、小・中学生150円。
毎年5月下旬には「鰊番屋まつり」が開催され、多くの人で賑わいます。
また、国道を挟んだ海側には「にしん文化歴史公園」が整備されています。
ここには北海道の名付け親として知られる探検家・松浦武四郎の像が建っており、日本海に沈む夕陽を眺める絶好のスポットとしても人気です。








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