
山奥で人の訪れを待つ、神秘的な浴槽
登別の山の中、鷲別来馬川のすぐ横で人知れず湧き出る透明なお湯。
湯船の底から気泡と共に絶えず湧き出ています。
泉質は、石膏硫化水素泉。
浴槽のお湯は川へ流れ込んでおり、川下から徐々に上がっていくと、温泉の匂いが強くなっていきます。
湯温はぬるめで、ゆっくりと浸かれる上質な温泉です。
川又温泉は1932年に湯治宿として開業されたものの、1956年に台風で建物が倒壊、閉業となりました。

川又温泉の行き方
ダートを走り、車が数台置けるスペースから徒歩で山道に入っていきます。
駐車スペースからは、一定間隔で案内看板が設置されていますので、迷う心配はそれほどありません。
距離は2kmほどですが、道中川を渡らなければならず、川渡りに時間がかかりました。
それほど川は深くはなく、靴を脱いで裾をめくって歩いて渡りました。
四箇所川を横断する箇所があり、その度に靴を脱いで、渡って足を拭いて靴を履くという流れに時間がかかりました。
7月に訪問したため、一部道の上に背丈ほどの笹が伸びていて軽い藪漕ぎが必要でした。








訪問に際して
熊が頻繁に出没する地域ですので、熊対策は必須です。
川渡りの準備がなくても、裸足で渡れますが、長靴などの準備があれば、あっという間に到着します。
簡易的な脱衣場がありますが、床が抜けていてほぼ崩壊状態です。
バケツ、湯おけ、スコップなどが置いてありました。
雨による川の増水には注意が必要です。

川又温泉の詳細情報
所在地:北海道登別市
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