史跡・遺跡・廃墟

島の下温泉ホテル 五楽園 [北海道芦別市]

芦別市 五楽園跡 廃墟 史跡・遺跡・廃墟

芦別と富良野の間の山中に眠る温泉ホテル

YouTube動画:【廃墟散策】島の下温泉ホテル 五楽園 [北海道芦別市]

富良野市の市街地から少し外れた山の中。
住所では芦別市となるが、富良野市街地からの方が近い。
現在、富良野市の島の下という地域にハイランド富良野という温泉ホテルがある。
同じ島の下という名前がつけられて、すぐ近くなのだが、地図的にはぎりぎり芦別市に入る。

島の下温泉ホテル 五楽園は1908年に芦別のこの場所に温泉が発見され、温泉施設として利用が開始された。
当初は別の名前であった。
渡辺温泉からスタートし、堀川温泉、坂田温泉と経営者が変わる度に名前が変わり、最終的な島の下温泉ホテル 五楽園となったのが1963年。
1974年に起きた火災が原因で、御楽園は営業を終えた。

当時、島の下温泉には、別途、温泉旅館みゆき荘という名の温泉もあった。

浴室

残存する大きな建物の2階部分が浴室になっている。
開放感のある大きな窓からは、当時どのような風景が見えたのだろうか、、、

廃墟 芦別市 島の下温泉ホテル 五楽園跡
島の下温泉ホテル 五楽園の浴室のある建物
富良野 温泉 廃墟

壁が青いのと、壁にタイルで描かれた絵が男性浴室を思わせる。

芦別市 島の下温泉ホテル 五楽園跡 男性浴場
芦別市 島の下温泉ホテル 五楽園跡 女性浴場

女性側浴室はピンクなイメージで、素敵な風景画が描かれている。

芦別市 島の下温泉ホテル 五楽園 廃墟

かなり小さめなライオン。

五楽園 照明
かなり独特でおしゃれな照明

浴室を見る限り、骨格は今でも使えそうな状態で残っている。
閉業は1974年ぐらいとの情報がある。
閉業して50年近く経っているが、浴室にいると、閉業してそんなに長く経っている気はしない。
雰囲気も個人的に好きなので、現役の時に入浴してみたかった。

芦別 五楽園 更衣室
浴室内には大量の鹿の糞

建物の2階部分であるが、坂に埋まるように建ててあり、奥の2階の出入り口から地上に出れる。
ドアもなくなっているため、今はエゾシカの家となっている様子。

物置 浴室の一階部分

建物の一階部分は上部浴室のパイプスペースと、物置になっていた。

廃墟 芦別市 島の下温泉ホテル 五楽園跡 物置

ボイラー室

浴室とは離れた場所に別棟でボイラー室が残っている。
当時は繋がっていたのかもしれないが、現在は完全に独立している。

廃墟 芦別市 島の下温泉ホテル 五楽園跡 ボイラー室

建物周辺

こつぶの空き缶
トイレの跡。
間に壁があったとしたら、距離近すぎではないのか?
建物奥の水たまり。
温泉水が流れ出ている様子。

公園と駐車場

街灯

建物の上側に広い敷地があり、街灯のようなものが多数立っている。
駐車スペースだったと思われる。

かなり大きな熊の糞

ダットサン ブルーバード ワゴン

希少なダットサン ブルーバード ワゴン。
おそらく、2代目の410型。
1966年頃の車両

ダットサン ブルーバード ワゴン 410

この頃の車は今見るとクラシカルでかっこいい。

ダットサン ブルーバード ワゴン 内装
ボロボロの内装
日産 ダットサン ブルーバード ワゴン 410

島の下温泉ホテル 五楽園への行き方

富良野 ラブ ホテル万景

島の下温泉ホテル 五楽園への道は、現在は完全に廃道となっている。
崖崩れなどにより、道はもう存在しない。

廃業してしまったホテル万景の前から、徒歩でそれなりの距離を歩くことになる。
写真の撮影時間を確認したところ、スタート地点から現地まで29分かかっていました
道はぬかるみ、草木が生え伸び、時期によっては藪漕ぎが必要。
一部路面が崩落し、小川を乗り越える場所もあります。
携帯電話は圏内。
大きめの糞が落ちていたためヒグマ対策が必須です。

かつての道の跡は残るが、長い年月を経て草木に覆われている
道は途中で崩れ落ちている。
小川の上の越えなければならない。

島の下温泉ホテル 五楽園の詳細情報

島の下温泉ホテル 五楽園の周辺マップ

航空写真

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