史跡・遺跡・廃墟

富士ドライブイン [北海道足寄町]

北海道足寄町 富士ドライブイン 史跡・遺跡・廃墟

展望台のドライブイン

北海道足寄町 廃墟ドライブイン

北海道の広大な大地を車で走る。果てしなく続く直線道路、窓から吹き込む涼しい風、そして雄大な山々。
昭和から平成初期にかけて、北海道の長距離ドライブのオアシスといえば「ドライブイン」でした。

富士ドライブインは、歌手・松山千春さんの故郷としても知られる日本最大級の面積を持つ町、足寄(あしょろ)町の郊外にひっそりと佇む廃墟。

「十勝富士見」の名が示す絶景のロケーション

帯広・本別方面から足寄町市街地へと向かう大動脈、国道242号線。
なだらかな丘を登る仙美里峠の山頂付近、その見晴らしの良い高台に位置しているのが「十勝富士見展望台」です。

十勝富士見展望台
十勝富士見展望台の看板があるが、木々に囲まれ風景が見えない。

現在も利用されている十勝富士見展望台のパーキングに放置されたドライブイン。
なぜこの場所にドライブインが建てられたのか。それは「十勝富士見展望台」という名前が示す通り、ここからの眺望が素晴らしかったからです。

ここからは、雌阿寒岳や雄阿寒岳をはじめとする阿寒の山々の雄大な稜線を遠くに望むことができます。
北海道らしい広大な畑や丘陵地帯が広がる風景を眺めながらの食事は、長旅の疲れを癒やすのに十分な魅力がありました。

建物の窓枠越しに見る雄大な景色は、当時のドライバーたちの記憶に「富士ドライブイン」の名と共に深く刻まれているはずです。

阿寒富士を望む高台に残る亡骸

足寄町 富士見ドライブイン
富士ドライブインの2階は遠く阿寒方向の景色が眺められる、展望レストラン。
喫茶の文字が残る。

目の前の国道241号線はそこそこ交通量があり、そこから丸見えになっている富士ドライブインの廃墟異様な空気感を漂わせている。
富士ドライブイン前の駐車帯は現在も使用可能な状態で、大型車が休憩する姿がよく見られる。

富士ドライブインはドライバーたちの格好の休憩スポットとなっていました。
長距離トラックの運転手や、道東を巡る観光客、そして地元の人々。
まだコンビニエンスストアも少なく、車のエアコンも十分ではなかった時代、峠の頂上付近にあるこのドライブインは、温かい食事や冷たい飲み物を提供してくれるオアシスのような存在でした。

二階建ての大型ドライブインで、一階は物産店、二階がレストランであった様子。
壁面の崩壊が目立つので経年によるものかと一瞬思うが、よくみると破壊されたような跡。
なぜか一部の壁面のみが解体されている。

建物内には営業を終えた時のままの残置物が多数残る。
古き良き昭和のお土産屋さん。
足寄町の郊外の丘にポツンと一軒だけある富士ドライブイン
ただ、この場所がこのようなお店に向いていなかったのでは無いか?
この建物がこのような姿になった答えはそれなのかもしれない。

2026年の『富士ドライブイン』の状況 全面道路通過

富士ドライブインの詳細情報

富士ドライブインの周辺マップ

富士見ドライブイン

航空写真

この記事をシェアする

この記事へのコメント・情報のシェア

  1. 外壁の一部が取り壊されているのは廃墟の有名なポイントですが、これは建物として税務署に認めさせないためだと思われます。
    解体するお金もないしさらに固定資産税も払いたくない・・・こういう場合に取る方法ですね。

H.T.Information
タイトルとURLをコピーしました