年越し宗谷岬2023-2024集合写真 配布中!
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フラッシュの有無で2種類あります。
YouTube ハンターカブで行く リアルな年越し宗谷岬 2023-2024
『年越し宗谷岬』と『初日の出inてっぺん』
初日の出inてっぺんは稚内市が行っている1月1日朝の初日の出を見るイベント!
ライダーや車中泊車とは関係なく、稚内市民や近隣の人々が集まる早朝のイベントです。
打ち上げ花火などが行われ、記念の干支が入ったキーホルダー配布などが行われます。
宗谷岬には宗谷岬神社もあり、初詣として宗谷岬を訪れる人もいます。
そのため、早朝になると宗谷岬周辺の人がぐっと増えます。
年越し宗谷岬のメインイベント新年カウントダウンは、ライダー、チャリダー達が集まって、カウントダウン等を行う集会?
日本全国から多くの変態猛者が集まります。
特にどこかが主催しているイベントとかではなく、仕切りがいるわけでもなく、とにかくもう深夜はめっちゃ寒いし、微妙にグダグダなのが最高です!
恒例の新年カウントダウンも、2秒ぐらいずれている!
変態は最高の褒め言葉!
「初日の出inてっぺん 2024」
ライダーはイベント関係なく年越し宗谷岬へと向かいますが、稚内市のイベントとして行われる2024年1月1日の初日の出inてっぺん2024開催されました!!
車中泊や車で訪れる予定の方は、宗谷岬前の駐車場は満車になりますので、以下から臨時駐車場の位置を確認してから行った方が良いです!
てっぺんドームの方でも車中泊可能ですが、昨年はてっぺんドームの駐車場もほぼ満車で道路沿いにも車が並んでいる状況でした。
詳細イベント情報も以下稚内観光情報サイトでご確認を!
JR稚内駅からのシャトルバス運行もあるようです。
初日の出inてっぺん2024」のタイムスケジュール
5:30~ かがり火点火
6:15~ 花火打ち上げ
6:25~ 稚内市長挨拶
6:30~ 干支キーホルダーの配布 (先着1,000名様)
7:05~ 宗谷岬高台へご案内
7:12頃 ご来光
8:00 イベント終了
年越し宗谷岬とは?
年越し宗谷岬に参加しよう!
現在では稚内市あげてのイベントとなっている、年越し宗谷岬。
年末12月31日→1月1日の瞬間を日本の最北端で迎えようとする人たちが北海道の最北端、宗谷岬に集います。
参加者は二輪車のバイク、自転車がメインです。
真冬の北海道の凍った道をみんな二輪車を走らせ、日本の最北端、宗谷岬へと向かいます。
有名なイベントとなり今では全国から参加者が集まり、バイクだと本州からフェリー移動→北海道内自走です。
自転車の方もフェリーや飛行機で北海道に入り宗谷岬まで完全自走の方や、稚内市までJRを使って輪行の方もいます。
様々なスタイルで楽しむイベント?となっています。
近年は二輪車意外にも車中泊車が増え、自動車、キャンピングカーなどが駐車場に並びます。
あと、サイドカーやオープンカー、リヤカーや焼き芋屋さんも、、、
なんだっていい、とりあえず宗谷岬に辿り着けばいいのです。
そして、宗谷岬で真冬のキャンプ泊/車中泊、もしくは稚内市内のホテルで宿泊する人も。
難しいことを考えず、自分が楽しいスタイルで参加すれば良いと思います。
年越し宗谷岬はイベント化し、稚内市が1月1日の早朝に開催する『初日の出inてっぺん』では花火が打ち上げられたり、参加者に記念キーホルダーが配られたり、盛大なイベントとなりつつあります。
参加する際は、とにかく、寒さとの戦いになりますので、防寒対策をばっちりと行いましょう。
最近は駐車場が満車になります
近年は車での車中泊がかなり増えました。
宗谷岬正面の駐車場は満車で入りきらない状況です。
例年宗谷岬前は交通整理のため、警察官も配備されています。
臨時駐車場として開放されている、宗谷岬の横にあるてっぺんドームの駐車場まで埋まります
周辺に臨時駐車場が準備されるようになってきています。
車中泊予定の場合は公式サイトなどで、駐車場の場所案内があるので、事前に確認してから向かうと良いです。
初日の出について
かなりの余談です。
初日の出inてっぺんは宗谷岬で初日の出を眺めるイベントですが、天候が悪く空が曇っている年も多くあります。
その場合は早めに、天候が割といつも安定しているオホーツク海側まで走ると初日の出の瞬間がみれる場合があります。
個人的には宗谷岬で初日の出を待たずオホーツク海側で見ています。
オホーツク海側の日の出は絶景なのです!!
宗谷岬で初日の出見たことないわ、、、
待ってても寒いしな
実は地元の人でもオホーツク海側で初日の出を望む人が多く、下の地図の駐車場周辺で初日の出を待つ人も割と多い。
年越し宗谷岬へ行く人へ
北海道の雪道のバイクの走り方
年越し宗谷岬に参加しているバイクの車両で多いのがカブ系。
その次にセローなどのオフロード系バイク。
スクーターやトリシティー、ウラルなどのサイドカー付きのバイクも見かけます。
バイク用のスパイクタイヤの製作方法
年越し宗谷岬に向けて、スパイクタイヤを製作。
スパイクガン等の特殊工具を使用せずに、DIYでスパイクタイヤを自作する方法を姉妹サイトmateriarismにて掲載いたしました。
テントはそれなりのものを
宗谷岬でキャンプ泊をする場合は、テント自体での防寒はそれほど見込めません。
テント内に熱源がない限り寒いです。
なので割とどんなテントでも、冬キャンプはできてしまいます。
テントなしでマット敷いて頭から寝袋被ってそのまま地面で寝てる人もいるで!
特に宗谷岬の場合、海沿いのため風が強くなる場面が多々あります。
周囲はぐるっと海なので、風を遮るものがなく天気次第ではものすごく強風です。
テントは強風に耐えられるそれなりのものが必要です。
地面は雪はありますが、凍結してカッチカチです。
地面が完全に凍結しているので、ペグが刺さりにくいです。
防寒対策は万全に!
何よりも、とにかくクッソ寒いです。
道中も宗谷岬もとにかく寒い。
年越し宗谷岬に参観したライダーの中で一定数「もう2度と行きたくない」と言う人が出現します。
分かります。
シャレにならんレベルで寒いのです。
バイク移動中も宗谷岬も『風』のせいでなまら寒い、、、
とにかく、北海道の冬は寒い。
冗談抜きで凍死する寒さです。
海沿いは海があるので比較的暖かいですが、内陸に入るとマイナス20度のレベルです。
北海道の過去最低気温は旭川市で観測された-41.0℃!
旭川から北上する内陸のルートは低温対策が必須!
宗谷岬の気温
宗谷岬の夜〜朝の気温は例年マイナス5度前後のレベル。
気温がグッと下がる場所ではなく、比較的気温は高めですが、それよりもキツイのが、周囲が海なので風が強いのです。
風が強ければ強いほど体温が奪われる速度が早いので、ものすごく冷えます。
宗谷岬では、基本ずっと外気温の中にいる事になりますので、防寒対策を十分に行ってください!!
何回も参加していますが、本当に予想以上に寒いです!
ちなみに、宗谷岬には24時間使えるトイレが複数設置されておりその中は暖かいです。
冗談抜きに寒い時はトイレに入ってひとまず暖を取ろう!
年越し宗谷岬に必要な装備
悪天候や悪路に対応するために、できるだけ荷物は減らしたほうが良い。
道中で調達可能なものと、あらかじめ準備しておくものに分けて考えると良いかと思います。
電熱グローブがあるとかなり良い!
手足が冷えるのが一番きつい。
グリップヒーター装着車も多く、バイク乗車中はあったかいのですが、宗谷岬についてからが寒い。
宗谷岬についてからの時間がかなりあります。
コレはグリップヒーターもあった上で電熱グローブもあった方がいい!
バッテリー駆動できるタイプにしておけば、バイクを降りてからも使用できる。
宗谷岬で冷えてしまう人が非常に多い。
最近のバイク乗りで愛用されている電熱グローブのオススメは以下の3種類。
コミネ、RSタイチは有名どころですがHompresも性能が良いらしい。
新型モデルの電熱グローブは、しっかり指先まで温めてくれます。
シガーソケットとバッテリーどちらも使えるタイプにしましょう。
そして面倒だけど、バイクにシガーソケット付けよう。
パンク修理キットよりも、、、
パンク修理キットを持っていくのも良いのですが、チューブ自体を持っていきましょう。
とにかく寒さがあるので、その場ではチューブ交換で終わらせ、後からチューブのパンク修理を行いましょう。
気温が低すぎる場合は、パンク修理自体が困難です。
気温次第ではゴムのりとかくっつきません。
バンク対策としてチューブタイヤの場合は、出発前に可能であればチューブを交換していくと吉。
パンク修理をその場でしようと思うな!
バッテリーを使うものに注意が必要
バッテリーを使うものは、低温の影響で正常に動作しない事態が多々発生します。
スマホをナビ用にバイクに装着すると、電源落ちます。
ヘルメットに装着したGoProの満充電バッテリーが数分で撮影終了します。
バッテリーを使うものは保温が必要です。
なので極力、バッテリーを使用しないアナログ志向でいった方が良いものが多数あります。
電動の空気入れを持っていこうと思っていましたが、ポンプ式にしました。
バッテリー動作するものを減らすと同時に、バイクに電源を取り出す装備、シガーソケットやUSB電源は絶対にあったほうが良い。
防風アイテム
長時間寒さとの戦いになるので、風を防ぐ装備は欲しいです。
手と足の寒さ対策が重要です。
ハンドルの防風は必須!
フロントスクリーンや風防、レッグガード、ハンドルカバーなど、可能な限りの装備は装着したい。
風を防ぐと体温低下を遅らせることができるぞ!
気温次第ではバイク自体のオーバークール対策も必要。
ガソリン携行缶
道北はもともと街も少なく、ガソリンスタンドも少ない。
特に年末年始は、営業していなかったり早く閉店したり、、、
スパイクタイヤでの走行で、悪天候になればなるほど燃費は悪化。
もともとの燃料タンク容量の小さなカブ系には予備燃料は必須!
ウェア(防寒着)
重ね着すればするほど、寒さには有利!
北海道の冬の郵便局の配達員は6重に着ているレベル。
道中で寒さを感じた場合、この時期の北海道はホームセンターなどに駆け込めば、防寒着売ってます!
電熱ウェアがあるとかなり違います。
バッテリーを節約するためにカイロと併用するのが◎。
ヘルメット内にはバラクラバ(目出し帽)。
ただし、薄手のものでなければヘルメットかぶれない可能性があります。
手袋にはインナーグローブは欲しい。
ライダーなどに人気の高いおたふく手袋のインナーグローブを使用
寒さ対策は最悪カイロがあればなんとか凌げる
カイロを買いだめしておきましょう。
体を温めるための熱源は面倒くさがらずに確保しておきましょう。
自分の体が発する熱だけでは、かなり着込んでいても辛いです。
特に宗谷岬にいる間って、特にすることが特にありません。
特に体温が下がってしまいます。
特に体温が下がると、特に思考能力も落ちるし、特にテンションも下がります。
カイロで全身を温めるには?カイロで温める位置
カイロを貼る位置は基本的にはどこでもお好みでいいのですが、『効果的な貼り付け位置』があります。
カイロ一枚で効果的に温まるための最適な貼り付け位置は首の後ろ側。
首には太い血管があるため、全身を温めたい場合に効果的な貼り位置。
具体的には、首を前に曲げた時に、首と背中の間に骨が飛び出しているところがあります。
ここが全身を温めるツボがあります。
次に貼るのは、腰。
位置はおへその真裏側。
温めると効果的なツボが複数あり、ここは広めのカイロで左右に長く貼ると効果的。
枚数があれば、背中、お腹、足と必要に応じて貼ると良いです。
基本的に太い血管のあるあたりを温めると、血流によって広範囲が温まります。
逆に心臓付近や、脇、頭部などを温めるのは避けたほうがいいようです。
積雪対策
北海道では一晩に何十センチと雪が降る場面があります。
夜間に積もる雪からバイクを守るために、バイクカバーになるようなものがあると朝の出発がかなり楽になります。
細かな場所に雪が入り込むと大変。
雪が積もりそうな時に100円ショップダイソーの200円or300円レインコートがおすすめ。
夜間は広げてバイクにかぶせておけるし、走行時はウェアの上から被って走行中の雪や水しぶき対策にもなる。
汚れても、気軽に捨てれる価格!
鍵穴の凍結にも注意!
袋を被せたり、テープで目張りしたり!
鍵穴の凍結は北海道あるあるの一つ。
給油タンクなどの鍵はあらかじめ、テープ貼り付けておいた方が良いかも。
テント設営時等にスコップがあったほうが良い場面も。
ちなみに、宗谷岬自体は風が強いため、例年雪は吹っ飛んでいて地面はカッチカチです。
ヘルメットの視界不良を防ぐ
寒い季節にバイクに乗った経験があれば分かると思うのですが、ヘルメット内すぐ曇ります。
北海道の冬の気温が寒い時期は、それがもっと酷くなります。
マイナスの気温の中走り続けていると、さらにヘルメット外側も雪、道路上の水しぶき等のせいで凍結してきます。
長時間走っているとすごいことになります。
完全な対策は難しいのですが、少しでもマシになるようにメンテナンスしておくとかなり楽です。
シールドの内側の曇り止めは多種多様のメーカーから販売されていますが、デイトナの曇り止めの評判が高いです。
個人的にはピンロックシートを使用しています。
ヘルメットの外側の撥水剤はヤマルーブで。
撥水剤は、雪の付着を防ぐのもありますが、凍結した場合に除去しやすいメリットもありますよ。
北海道の自動車は、冬場は特にフロントガラスにガラコ塗ります。
走行風でワイパー範囲外の雪が凍結するのですが、ガラコ塗っておくと取れやすくなるのです。
シールドの撥水剤は、それのバイク版です。
ホワイトアウト、悪天候対策
ホワイトアウトが発生すると、視界が大幅に奪われます。
瞬間的な風で巻き上がる雪で、マジで自分の足元も見えないタイミングが数秒発生することもザラ。
自分の安全走行とともに、道路を走行する他の人への自分の存在をアピールすことが大切。
ホワイトアウト発生時の自動車の動きは千差万別。
道北の人はホワイトアウトに慣れているため、ハザードをつけながらゆっくり徐行走行になりますが、ホワイトアウトに慣れていない人はその場で停車します。
バイクの場合は強い横風によって走行不可になる可能性が高く、自動車に突っ込まれる危険性も高い。
そういう危険に対して、可能な限りの自衛が必要です。
年越し宗谷岬参加者は、自分の存在をアピールするために反射ベストを装着して走行してい人も多くいます。
また、交通整備員が使うライトセイバーのような棒や自転車用のテールライトなど、光でアピールできるものを装備している人が多いです。
その他、あると便利なもの
シリコンスプレー
シリコンスプレーは北海道の冬場、除雪スコップに吹いておいて雪を張り付きにくくするために使われています。
バイクのフェンダー内に吹いておくと、着雪や氷が落としやすくなります。
また、簡易的なヘルメットの撥水剤としても使用可能。
稚内市への移動ルートに関して
冬季の北海道の二輪での移動は十分に注意が必要です。
道北方面は場所柄、強風や大雪などの悪天候は非常に多く、街から街への距離がかなりあるため、充分な計画が必要です。
稚内までの走行ルートの違い
稚内市へのルートの具体的な話ですが、札幌市を起点に考えてみます。
函館、苫小牧、小樽のフェリーターミナルを利用する場合、いずれも札幌経由し日本海側のルートが最短距離になります。
稚内市までの移動ルートはオロロンラインを含む日本海側の海岸沿いと、旭川へ向かってから国道40号線を北上する内陸のどちらかのルートを使うことになります。
ざっくり傾向でいうと、基本的に日本海側は風が強くて雪が少ない、内陸に入ると寒くて雪が多い。
日本海側 オロロンライン
最短距離である、日本海側のルートは比較的雪が少ないです。
大体いつも、アスファルトとアイスバーンの路面。
だだし、日本海側が荒れる天気の時は最悪なルート。
風が強く、ホワイトアウトもきつい。
日本海側のルートは札幌周辺を出た後は、大きな街が少ないです。
留萌と羽幌があるくらい。
大型のホームセンターはDCMが留萌にあるくらいで、小さなホームセンターDCMニコットが数箇所あるぐらい。
コンビニは定期的にセイコーマートが出てきます。
街を外れると交通量はとても少ないルート。
12月31日にこのルートで見かける車は、「宗谷岬行くんだろうなぁ」と思いながら見ているが、実際に宗谷岬に行くとだいたいいる。
ちなみに、年末付近に北海道で見かけるバイクは、ほぼ年越し宗谷岬!
もしくは年越し納沙布岬!
もしくは郵便配達!
ほとんどのライダーは日本海側のオロロンラインを使って北上しています。
オロロンラインはライダーが大好きな、オトンルイ風力発電所が見られます。
暴風雪時には天塩から北のオロロンラインは避けたほうが吉。
荷物満載の時は風にかなり煽られます。
豊富町経由の国道40号線ルートが無難。
ここ数年様子を見ていますが、年末年始の時期は特に天気が荒れていなければ日本海側の路面の方が走りやすいです。
旭川経由 国道40号線
旭川市を経由して北海道の内陸側の国道40号線を北上するルートに入ってしまうと、雪が多い上に気温が桁違いに寒い。
あえて遠回りして、旭川経由で行く必要はないのですが、こちらのルートの方が街を転々とするため、移動速度は落ちるものの、気象状況が暴風雪の時には安心感があり、少し風がマシ。
幹線道路のため交通量が多く、暴風雪時に孤立することはほぼない。
ガソリンスタンドの心配もほとんど無し。
三笠と滝川と旭川と名寄に大きなイオンがあるし、コンビニやホームセンターもけっこうある。
名寄を超えたくらいから一気に街が小さくなっていくけど。
道北周辺にあるバイパスは原付系は走行不可なのでルートに注意!
名寄から豊富あたりは、風景に変化がなくて走っていると退屈になるかも。
オホーツク海側
ちなみにオホーツク海側は、比較的天気は穏やかで道路はフラットです。
稚内からだと紋別までほとんど大きな街がない、独特なルートです。
特に年始は稚内から紋別の間、約200kmガソリンスタンドは営業していません。
宗谷岬から旭川へ向かう場合は、オホーツク海側を走行して浜頓別から国道275号線経由で音威子府に入り国道40号線を南下し旭川方向へ向かうのが最短距離になるため、帰りにこのルートを選択する人も多いかと思います。
浜頓別から、音威子府の区間だけ妙に雪が降り積もっている場合があったので注意が必要。
楽しみにしてわざわざエサヌカ線行ったのに除雪されてないのかよ!!
年越し宗谷岬の過去の天気
2018年は驚異的な気温の高さで、オロロンラインでは新年1月1日は、本当にびっくりですが雨が降りました。
北海道で冬に雨が降るのは驚愕です、、、
2019年の状況はオロロンラインはアスファルトが多々出ていましたが、40号線は雪でフカフカでした。
2022年は大雪で最悪の年でした。
どのルートでもホワイトアウトが発生し、辿り着けなかったという声も多かった年。
寒いから温泉入るやろ?
稚内市近辺で入浴可能なメジャーな施設は、稚内温泉童夢、街中にあるみどり湯、ヤムワッカナイ温泉港のゆ。
温まると、気持ちにも余裕が生まれます。
時間に余裕を持って、ゆったりいきましょう。
特に体は冷えますので、、、
年末年始は営業時間にも気をつけましょう。
ほとんどの施設が早く営業終了します。
稚内温泉童夢は稚内市街から少し離れています。
ノシャップ岬観光と合わせて行くといいと思います。
最北の銭湯みどり湯はライダーハウス併設で、ライダーに人気のスポット。
稚内市までの道中にはとても温泉が多々あるが、温泉好きの方には豊富温泉をお勧めしたい!
ヤムワッカナイ温泉港のゆ
ヤムワッカナイ温泉港のゆはJR稚内駅、道の駅わっかない、稚内北防波堤ドームから近くにあります。
食事もできる広めの休憩スペースがあり、とてもありがたいです。
年末は営業時間が短く、食堂も早く閉まります。
余談ですが、ヤムワッカナイ温泉港のゆがある、副港市場ですが、海産物が販売されており、年末の営業時間終わりギリギリに行くとかなり安く海産物を購入できます。
数年前、毛蟹をめっちゃ安く買いました。
年始は営業しないため、余っているものは全て売り尽くしたいようです、、、
稚内市でのお買い物
西條 稚内店
稚内市内国道40号線に西條稚内店があり、そこで買い物をするライダーも多くみられます。
国道走って、市街地に入って、道の駅わっかないや稚内防波堤ドームまで行くのであればほぼ通る道です。
シティ わっかない店
稚内市街の端にあるシティわっかない店が色々な意味でおすすめです。
隣接してホームセンターであるDCM稚内店があります。
装備の不具合で何か工具を買いたい場合や、アウトドア用品の購入(バーナー用のガス)などで、ホームセンターを利用する場面も多いと思います。
キャンドゥや、ツルハドラッグ、モスバーガーも併設されています。
ちなみに帰り道は?
年越し宗谷岬に参加した人々のその後の方向は様々です。
宗谷岬は朝日を見た後は、ほとんどの人が即撤収。
特にすることもないですからねぇ。
国道238号線を使ってオホーツク海沿いに網走方向に向かう人、国道40号線で旭川方向に向かう人、オロロンラインを通って日本海岸沿いで札幌方向に向かう人。
最北端にいるので、全員南下していくわけですが、なんとなく距離的に無理のない、旭川市あたりで一泊する人が多い気がします。
旭川市は1月1日当日でも、わりと安い宿があいてたりします。
過酷な冬道走行や年越し宗谷岬への参加で、かなり体力は消耗します。
帰り道こそ油断せずに安全運転で!
帰りは、宿とって体を休める事も考慮しましょう!
無事家に到着するまでが年越し宗谷岬です!
帰り道は疲労、睡眠不足で体のコンディションは最悪!
帰り道はさらに無理をせず、安全運転で!!
冬に北海道をバイクで走る時の注意事項
天気
北海道の雪道をバイクで走る事自体はそれほど難しくはありません。
郵便配達のカブはタイヤにチェーンを巻いて毎日走っています。
移動速度は上がりませんが、雪の上や氷上、アイスバーン路面の走行自体は慣れれば問題ありません。
冬のロングツーリングの難易度を上げるのは天気です。
市街地を離れた場所での猛吹雪は命取りになりかねません。
万が一の場合を想定して現在位置と天候を気にして走行しましょう。
大雪が降ると道路の除雪も遅れます。
明るい時間帯に走るのが鉄則です。
悪天候により到着できなさそうな場合は、諦めが必要です。
できるだけ大きな道を走りましょう。
主要道路以外は除雪回数が極端に少なく、大雪の場合でも除雪は後回しになります。
天候が悪化して雪で視界不良になるホワイトアウト状態になると前に進めません。
最悪の場合には逃げ場所が必要です。
ホワイトアウトに注意
ホワイトアウト時は風で舞い上がる雪でも視界不良になり、前を走る車両が巻き上げる雪でも視界が悪化します。
ひどいホワイトアウト時は、瞬間的に視界が2〜3メートルになる場面が多々訪れます。
そのため、多くの車両がハザードをつけたままの徐行運転になり、移動ペースがかなり低下します。
バイクの場合かなり横風に煽られます。
視界不良による事故を起こす自動車も増え、急に目の前に車が現れる場面も。
ホワイトアウトはマジで前見えなくなるから注意な!
2021年年末の年越し宗谷岬への道はかなり悪天候でした。
常にホワイトアウトが発生している状況。
宗谷岬への到達を諦めた人も多く、31日のうちに到達できなかった人も発生していました。
宗谷岬へ向かう道中で3台の自動車の事故車両を見かけました。
視界不良で、雪山に突っ込んでいたり、路外に落ちていたり。
ホワイトアウトの中の走行は、かなり目に負担がかかります。
目の前真っ白の中、わずかに見える雪の凹凸を見分けるのにずっと凝視しなければなりません。
車の走行によるワダチを見分けるのにものすごく苦労します。
視力が悪い人は、メガネを装着すると劇的に見やすくなります。
パーキングシェルター
パーキングシェルターはトンネル状の屋根付きの駐車帯です。
猛吹雪の時の逃げ場所として作られた施設です。
パーキングシェルターが多数ある稚内市周辺は、吹雪で立ち往生してしまう場面が多々発生するという事です。
吹き溜まりに注意
後風が強い場所が多く、吹き溜まりにも注意が必要です。
道路脇の暴風柵や立木の位置関係の問題で、特定の場所にだけ雪が溜まっている状況が多々発生します。
その場合、細かな雪が積み重なっているため、吹き溜まりで積もった雪は重い雪になっています。
普通の雪の感覚で、突っ込むとタイヤが取られて転倒する可能性が高いです。
北海道のコンビニは営業時間に注意
北海道の田舎の方のコンビニは24時間空いていない所が多いです。
みんな大好きなセイコーマートは元々、24時間営業している店舗が限られていますし、大手セブンイレブン、ローソンも小さな町では夜間は閉まっている店舗が多いです。
ガソリンの量に注意
北海道は元々ガソリン量管理にはシビアな地域です。
都市間の距離が遠く、大きな市以外にはガソリンスタンドはあまりありません。
ガソリンスタンドが当たり前にあると思うなぁ!!
年越し宗谷岬へ向かう多くのライダーはガソリン携行缶を持って走行しています。
万が一の悪天候に遭遇した時には何が起きるかがわかりません。
スパイクタイヤや凹凸路面走行、積雪路面などの走行抵抗がグッと増え燃費も悪化。
気温次第ではオーバークールによっても燃費が悪化します。
ピンチに陥る前に保険として、ガソリン携行缶を持っていた方が無難。
小さな町ほど、ガソリンスタンドの営業時間が短いです。
特に、年末12月31日はガソリンスタンドも早く閉まります。
正月1月1日はほとんどのガソリンスタンドが空いていません。
とにかく十分な量を確保してさい。
年末年始にガソリンスタンドが開いていそうな街は、40号線ルートは稚内、名寄、旭川。
40号線沿いは、名寄から北はちょっと怪しそう。
日本海ルートは留萌、羽幌、天塩、稚内。
羽幌、天塩はホクレンセルフとかありますが24時間営業ではありません。
オホーツク海側は年始の場合、紋別までガソリンスタンドは開いていません。
ガソリンは入れれるチャンスがあれば必ず入れておきましょう。
冬場の2輪のガソリン切れは命に関わりますので。
JAFとかロードサービスを要請しても、特に悪天候の場合は埋まった車の救出とか他の作業が多く、平気で1時間以上かかります。
正月の場合もっとかかるか、対応不可の場合も。
稚内市内のガソリンスタンド
稚内市内でも夜遅い時間はガソリンスタンド空いていません。
普通の日でも19時閉店のガソリンスタンドがほとんどです。
モダ石油 稚内店が通常であれば営業時間4:00〜2:00ですが、年末年始に早く閉店している年もありました。
個人的にも稚内周辺で深夜にガソリンスタンドで困ったことは多々あります。
稚内市に到着したら、まずガソリンを確保しましょう!
ちなみに稚内市街から宗谷岬まで約30km距離があります。
ホテルを稚内市内で確保した場合、往復で60kmとそこそこの距離になります。
観光スポットでもある、日本最北端のガソリンスタンド
余談ですが、宗谷岬のすぐに横にある日本最北端のガソリンスタンド『apollostation 宗谷岬SS(安田石油店)』は2023年は正月の早朝に営業していました。
普通なら完全に営業時間外なのに、年越し宗谷岬や初日の出inてっぺんに参加するライダーのために営業してくれているのです!!
ここは知る人ぞ知る、旅人の観光スポット!
最北端のガソリンスタンドで給油をすると、最北端給油所の給油記念証明書とホタテのキーホルダーがもらえますよ。
余裕をもった計画を立てる
冬の北海道の2輪車走行は、登山と同じでかなり天気に左右されます。
最悪の天気を想定して、無理であれば諦めも肝心です。
実際に余裕を持った計画を建てる人が多く、前のりで30日に稚内に到着し夜は稚内市街にある防波堤ドームで一泊キャンプする姿が多く見られます。
稚内市内では漁港の市場や、偉そうな黄色いアイツも待ち構えていますので、冬場でも観光する場所は多々あります。
自分の体力を十分に考慮して行動することが大切!
何かと体力、精神力を磨耗していく冬道走行。
宿泊のスタイルにもよりますが、平素のようにじっくり寝れない事も多い。
状況によっては走行時間も長くなるし、時間前倒しで走らなければならない事もあります。
無理せず、早め早めに結論を出し、行動予定を変更する事も必要です!
冬道走行は、焦らずゆっくりと!
スパイクタイヤの消耗に注意
スパイクタイヤのスパイクピンの種類によっては、摩耗によって効きがぐっと落ちるものがあります。
中心に芯のあるチップピンの場合は耐久性がありますが、中心に穴があるマカロニピンやワインカップピンの場合、摩耗と共に効きが悪くなります。
冬道走行は転倒との戦い!実際にマカロニピンのスパイクタイヤで、帰路の最後の方でかなり滑りやすくなったという体験談もあります。
年越し宗谷岬へのツーリングは長距離になります。
各地のフェリーターミナルからだと、往復すると1000km級の旅となります。
スパイクピンの摩耗を抑えるようにゆっくり走行、加減速時に負荷をかけない、可能な限りアスファルト路面を避けるなどの工夫も必要。
スパイクタイヤのベースがブロックタイヤなので、摩耗には弱い。
携帯電話の圏外に注意
北海道の広大な大地、携帯電話の電波の届かない場所が結構あります。
小さな街でも市街地であれば圏外にはなりませんが、問題は郊外。
農家の家が結構建っている場所でも圏外の場所があります。
国道や道道等の大きな道を外れる場合は要注意!
車中泊で参加する場合
近年、年越し宗谷岬の知名度が上がり参加者が増えています。
2輪車だけでなく、自動車、キャンピングカーなどで、車中泊での参加も増えています。
年越し宗谷岬への自動車での参加者が増えるにつれ、宗谷岬の駐車場に車が入りきらない状態が出てきています。
近年では、近隣の駐車場も利用できるようになっているので、そちらを利用しましょう。
自分の場合2022年度は、宗谷岬すぐ横のてっぺんドームの駐車場を利用しました。
しかし朝になる頃には、初日の出を見るために多くの人が集まるため、そちらもいっぱいになっていました。
年越し宗谷岬 アーカイブ
年越し宗谷岬 2022→2023
年越し宗谷岬2023年度!
2022年12月31日は北海道全域で、天気は良く到着に関してはイージーモードという声が多数。
ただ、宗谷岬は大晦日、正月共に風が強かった、、、
ただ、2023年1月1日は場所によって雪も降り、風が強い地方もあり帰るのがちょっと辛かったかも、、、
当サイトの掲載画像使用に関して
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