史跡・遺跡・廃墟

羽幌炭鉱 羽幌本坑 第二選炭工場 貯炭場 [北海道苫前郡羽幌町]

羽幌炭鉱 本坑 史跡・遺跡・廃墟

この記事にはリアルな現状を伝えるため、グロテスクな画像が含まれますので、苦手な方は閲覧を中止してください。

羽幌炭鉱 羽幌本坑 第二選炭工場 貯炭場の外観
羽幌炭鉱 羽幌本坑 第二選炭工場 貯炭場の外観

羽幌炭鉱 羽幌本坑

羽幌炭鉱 羽幌本坑 第二選炭工場 貯炭場の内部
羽幌炭鉱 羽幌本坑 第二選炭工場 貯炭場の内部

羽幌炭鉱は、3つの大きな区域に別れていました。
羽幌本坑、築別坑、上羽幌坑。
現在、築別坑と羽幌本坑の貯炭場が残っていますが、見た目はほとんど変わらないと思います。

消失した炭鉱街が、微かに残した形跡

羽幌炭鉱 羽幌本坑 第二選炭工場 貯炭場の高さ
天井の高い位置にホッパーが設置されている

現在その場所を訪れても、かつて大規模な炭鉱街があった様子は伺い知れない。
多くの木造建築は消失し、現在残るのはわずかな痕跡だけ。
消えゆく歴史の形跡に強く抵抗する、巨大な貯炭場の力強さ。

羽幌炭鉱 羽幌本坑 第二選炭工場 貯炭場の足元
貯炭場の足元
羽幌炭鉱 羽幌本坑 第二選炭工場 貯炭場の奥側
貯炭場の奥側には多数の残骸が残っている
羽幌炭鉱 羽幌本坑 第二選炭工場 貯炭場 一列に並ぶホッパー
並ぶホッパー
羽幌炭鉱 羽幌本坑 第二選炭工場 貯炭場 ホッパーの下側
ホッパーの下側

自然が包み込み、全ては自然に還る

倒壊が近い羽幌炭鉱 羽幌本坑 第二選炭工場 貯炭場
貯炭場の山側の壁が大きく湾曲しており、倒壊の日も近そう

外からの圧力によって、壁と柱が大きく湾曲している。
倒壊する日も、遠くはない。

昭和初期のコカコーラ
昔のコカコーラの缶

過去の歴史を証明する、コカコーラの缶。
プルタブが取れるタイプの缶はいつの時代のものだろう。

床面には大量の鹿の糞。
ここはもう、人間のための場所ではない。
野生生物の生活空間。
そして、それを証明する痕跡。

エゾシカの死骸
毛と骨だけが残ったエゾシカの死骸

朽ち果てた、鹿の亡骸。
抜け落ちた毛が、一面に広がり、大量のハエが飛ぶ。
鹿の死体は、熊も食べる。
持ち去ったのか、無くなっている箇所もある。
ここは羽幌町、羆事件で有名な三毛別のすぐ北。
貯炭場の目の前を流れるのは三毛別川。
熊がいて、『当たり前』の場所なのだ。

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