贅沢の限りが尽くされた、職員達の遊び場
日本国内でトップクラスの出炭量を誇っていた雄別炭鉱。
当然多額のお金がこの地に落ちました。
そんな状況の雄別炭鉱。
山の手地区にあった、『雄別御殿』とも呼ばれた木造の洋館。
雄別炭鉱 職員クラブは官庁からの来客者等の接待を行なっていた施設で、当時の贅沢の限りを尽くした、宿泊可能な高級料亭のような施設でした。
建物横にはテニスコートなども作られていました。
職員って何?
身分が物を言う時代だったので、階級的な意味合いもあったそうです。
当然の様に身分により差別的な扱いもあった様です。
デスクワーク中心のお偉いさんと事務系の運営側の人間が『職員』
それ以外の採掘の実務を行っている肉体労働者達が『鉱員』
鉱員の作業内容による分類もありました
鉱員にも細かな分類があった様で、直接採掘を行っている、掘進夫・採炭夫・仕繰夫が『直接夫』
それ以外の坑内の作業を行う行員が『間接夫』
坑内には入らず坑外で作業を行う鉱員が『坑外夫』
作業内容と、仕事を受け持っている場所、坑内と郊外とを組み合わせて分別されていて、
例えば、坑内の運搬夫は『内運』、郊外の運搬夫は『外運』
坑内の雑用職は『内雑』坑外の雑用職は『外雑』
崩壊寸前の歴史の証明者
崩壊が進む2022年秋
2022年秋に訪れた時の様子。
崩壊が徐々に進んでいる。
雄別炭鉱 職員倶楽部への行き方
職員クラブは、雄別炭鉱の通行止めゲートのある位置から山側に入っていきます。
急坂を登った奥に建物があります。
雄別炭鉱 職員倶楽部の詳細情報
所在地:北海道釧路市阿寒町雄別
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