廃道化が進む道東林道
日本一長い林道として有名だった道東林道。
オフロードバイク乗りの間では道東スーパー林道として知られた道です。
十勝の浦幌町、うらほろ留真温泉から釧路の上茶路地域まで抜ける林道。
自動車での走行は不可。
2輪車でも、オフロード系のバイクのみ走行できるような路面になっている感じです。
道の分岐が多くかなり迷いやすい
ネットで調べても、道東林道のマップなどの情報がほとんど出てこない。
分岐がとても多く、正確な地図がないと走行が難しい林道です。
GPSは必須だと思います。
動画を見てもらうとわかるのですが、紛らわしい場所がかなりあります。
廃道?でも維持管理はされている
廃道化が進み、すごい状況の場面が多いのですが、場所によっては修繕工事が行われており、最後の工事は2023年12月にも行われている様子。
林道案内の看板も付け替えられ、維持管理はされている様子はある。
崖崩れで道路幅が狭くなっており、落石も多数ある状況で、自動車での走行は絶対に無理!
オフ車も、しっかりとしたブロックタイヤが必要(身をもった教訓)。
道東林道のマップ
徹底的に調査した結果、周囲に多数の分岐林道があることが判明しました。
地図上に分岐林道等を多々掲載していますが、かなり昔に走行できたルートでしかありません。
道東林道自体が荒廃していますので、周囲の分岐する林道はほとんど走行できない状態かと思います。
2024年度の状況
2024年度に道東林道を実走し状況を見てきました。
浦幌留真温泉側と上茶路からそれぞれ走行しました。
ハンターカブでは坂を登れず完走できませんでした😇
余談ですが、道東林道途中で道東自動車道の高架下を通るのですが、その高架下の分岐を北に行くと上茶路炭鉱跡地へ行けます。
この道東林道が作られた理由は、上茶路炭鉱の為の道だったのでは無いでしょうか?
ちなみに浦幌側も留真温泉のやや南側に浦幌炭鉱跡地があります。
結局この周辺の空間は、雄別炭鉱関係の炭鉱跡地が広がる地域なのです。
例の北海道を代表する心霊スポット、雄別炭鉱病院のある雄別炭鉱です。
釧路から十勝の浦幌までは一大炭鉱地帯だったのです。
通行不可な場所
道東林道の中間地点にある音別川の橋のすぐ横。
川の水流に土がごっそり持ってかれてるので、ここはマジで通行不可。
土がほっそく残っているだけの状態で、徒歩で行くのも無理でした。
斜面の傾斜が急なのでこの場所から登り降りはかなり難しい。
川自体は水量が少ないので河岸に降りれれば渡れそうではあります。
危険なポイント
位置は上記マップ上で確認できます。
確認しても現地行かなきゃどこかよくわかりませんが…
崖崩れ防止ネット妨害地帯
崖崩れ防止用のネット自体が滑落している地帯。
ネットやそれを支えるワイヤーロープが流されてきて、半分埋まっている状態。
ここの通過はかなり困難。
幅があるように見えますが、地面に埋まってしまったワイヤーロープが邪魔で、ギリッギリの位置でバイクを通しても、ロープが車体に当たります。
無理に行こうとすると、ロープが車体に絡まるか車体が押される事態に。
ちなみにこの場所は毎年状況がちょっとずつ変わっている様子。
2024年はワイヤーが邪魔なものの十分な幅がありますが、以前は幅すらなかった様子。
道路消失地帯
道路自体が消失しています。
川の水量が少なければ川に降りてパス可能。
ただし、バイクの種類によっては釧路側方向への坂を登れません。
数年前はフチの部分にギリッギリ通過できるスペースがあった様子ですが、土砂崩れによりその幅もなくなった様です。
崖崩れ多発地帯
道東林道上茶路側は崖崩れが非常に多い上に、崖の高さが非常に高い。
かなり危険度が高い走行になります。
交差する他の林道
道東林道には交差している他の林道がかなり多数あります。
オオブキの沢林道
延長 3490m
ヌツキベツ林道
未確認ではあるが、ルート上では南下していくと道道241号線に合流し音別町へと向かう。
延長 10475m
マクヌツキベツ林道
延長 3740m
道東林道と交差するヌツキベツ林道の逆側が名称が変わりマクヌツキベツ林道になっている。
延長が4キロ無い林道だが、方向的にどこに抜けるのかが全く分からない、、、
イソカンベツ第一林道
2023年12月に修繕完了した橋の横にある、イソカンベツ第一林道。
ここまで重機等が入ってきていることを見ると、イソカンベツ第一林道は車が走れる状態でどこかにつながっているハズ。
ちなみに道東林道側は自動車が走れる路面ではない。
延長 4514m
白音林道
自動車でも問題なく走行可能な白音林道。
道東林道から途中離脱可能なルート。
道東林道と上を走る道東自動車道の交点あたりで分岐して、白音林道は北へ向かい道道665号線に合流します。
道道665線は国道392号線に合流。
2023年に自動車で通過したことがあるので、2024年度も走行可能なはず。
里音別林道
道東林道から海沿いの音別市街地へ向かう林道。
道東林道から途中離脱可能なルート。
2024年も自動車でも走行可能。
ただ、若干路面が悪い箇所がありました。
小音別林道
道東林道から音別川に沿って、海沿いの音別市街地へ向かう林道。
道東林道から途中離脱可能なルート。
里音別林道と同じような向きで走り里音別林道に合流する。
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