実際の使用経験から今一番お勧めできる暖房器具
冬の北海道の旅は、一面の銀世界が広がり、息をのむほどの絶景との出会いに満ちています。
静寂に包まれた雪景色の中で過ごす車中泊は、日常を忘れさせてくれるそれはもう特別な体験となるでしょう。
しかし、その一方で、厳しい寒さという大きな課題もあります。
特に夜間の車内は、想像以上に冷え込むことがあり、快適な睡眠を得るためには万全な寒さ対策が不可欠です。
そこで発見したアイテム。
冬の北海道での車中泊を暖かく、そして安全に過ごすためのまさに「最強」な、デロンギ カプスーラ HFX30C11です。
コンパクトながらパワフルな暖房能力と、安心の安全設計を備えたこのセラミックファンヒーターは、旅を格段に快適なものへと変えてくれるはずです。
ただし、AC電源が利用できる車中泊スポットが必要!
冬の北海道はマジで寒い
冬の車中泊において暖房がいかに重要であるかは、想像に難くありません。
特に北海道の冬は、日中の最高気温が氷点下を下回ることも珍しくなく、夜間になればさらに厳しい冷え込みとなります。
エンジンを切った車内は、外気温の影響をダイレクトに受け、あっという間に体温を奪われるような寒さに見舞われます。
2014年にJAFが行った調査では、外気温が-10.2℃の環境下で、エアコンで車内を25℃まで暖めた後エンジンを停止したところ、わずか1時間で車内温度は10℃以下に、3時間後には0℃以下まで急降下したという結果が出ています。
このような状況下では、質の高い睡眠を得ることは困難であり、最悪の場合、低体温症といった危険な状態に陥る可能性もあります。
エンジンかけっぱなし?
車のエンジンをかけたまま暖房を使用するという方法も考えられますが、これには重大な危険が伴います。
特に雪が降っている状況では、マフラーが雪で塞がれてしまい、排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を引き起こす可能性があります。
一酸化炭素は無色無臭のため、気づかないうちに中毒が進行し、最悪の事態を招くこともあります。
また、エンジンを長時間アイドリングさせることは、燃料の無駄遣いにも繋がり、予期せぬ燃料切れに見舞われるリスクも高まります。
電気自動車の場合でも、暖房の使用はバッテリーの消耗を早め、走行可能距離を大きく減少させる可能性があります。
安全かつ快適な冬の車中泊を実現するためには、エンジンに頼らない、別の暖房手段を確保することが非常に重要となるのです。
車中泊向けの暖房方法のメリットとデメリット
自動車についている暖房
まず、エンジンの暖房は、どの車にも標準装備されており、手軽に利用できるという利点がありますが、前述の通り、一酸化炭素中毒のリスク、燃料消費、騒音といった大きな問題点があります。
実際にエンジン暖房を利用して車中泊の経験もありますが、エンジン音は意外と気になり、あんまり熟睡できません。
あと、ガソリンの減り具合も気になります。
カセットガスヒーター
カセットガスヒーターは、電源のない場所でも使用できる携帯性と、高い暖房能力が魅力です。
しかし、一酸化炭素を排出するため、換気が必須であり、狭い車内での使用には細心の注意が必要です。
換気をすると暖まった空気が逃げてしまうという矛盾。
また、火災のリスクや、交換用ガスボンベの準備も必要となります。
FFヒーター
キャンピングカーによく搭載されているFFヒーター(ベバストヒーターなど)は、燃焼ガスを車外に排出するため、一酸化炭素中毒の心配が少なく、燃費も良いというメリットがあります。
しかし、本体価格が高く、取り付け工事も必要となるため、導入のハードルが高いというデメリットがあります。
また、作動音が気になる場合もあります。
これが主流?電気毛布
電気毛布は、消費電力が少なく、直接体を温めるため、効率が良い暖房器具と言えます。
それなりのサイズのポータブル電源があれば朝まで使用可能。
ただ、車内全体を暖めるのは無理。
かなり条件が良いのがセラミックヒーター!
消費電力が大きいため、AC電源が利用できる環境での使用が前提となります。
ポータブル電源では無理でした。
数分しか持ちません。
セラミックヒーターは、電源を入れるとすぐに温風が出てくる即暖性が魅力です。
小型で持ち運びやすく、安全機能が充実している製品も多いのが特徴です。
空気も汚さないし、車内設置には最高の暖房器具です!
最強!デロンギ カプスーラ HFX30C11
デロンギ カプスーラ HFX30C11は、まさにこのセラミックヒーターのカテゴリーに属し、冬の車中泊、特にAC電源が利用可能な環境において、その真価を発揮する製品と言えるでしょう。
オシャレだし、サイズがちょうどいい
デロンギ カプスーラ HFX30C11は、洗練されたイタリアンデザインが目を引くコンパクトなセラミックファンヒーターです。
セラミックファンヒーターの中でなぜこれをチョイスしたかというと、オシャレだから!
丸みを帯びたフォルムは、様々な車内空間に自然に溶け込みます。
本体サイズは幅195mm、奥行150mm、高さ275mmとA4サイズよりも一回り小さく、重さもわずか1.35kg。
上部には持ちやすいハンドルが付いているため、車内での移動はもちろん、自宅や他の場所への持ち運びも非常に簡単です。
奥行きも150mmと薄型なので、車の足元やちょっとしたスペースにもスマートに設置できます。
暖房能力はめっちゃ車内向き
コンパクトな外観からは想像できないほどのパワフルな暖房能力も、この製品の大きな魅力です。
電源を入れるとすぐに温かい風が出てくる即暖性に優れており、寒い冬の車内を素早く快適な温度へと導きます。
暖房の強さは750Wと1150Wの2段階で切り替えが可能で、暖房なしの送風機能も搭載しているため、冬場だけでなく、換気や梅雨時期の除湿など、一年を通して活躍します。
操作はシンプルで、側面のつまみ式ダイヤルを回すだけで簡単に電源のオン/オフ、温風の強弱、送風の切り替えが可能です。
自動車内で使うのに最適な性能。安全性も高い
安全性への配慮も万全です。
PTCセラミックを熱源として採用することで、高い速暖性と安全性を両立しています。
PTCヒーターは、一定温度以上に上がると自動的に発熱量を抑える自己温度制御機能を持つため、過度な温度上昇を防ぎます。
さらに、万が一ヒーターが転倒してしまった場合には、自動的に電源が切れる転倒時OFFスイッチ(転倒時自動電源遮断装置)や、温度が異常に上昇した場合に運転を停止する温度過昇防止装置も搭載されており、安心して使用することができます。
また、空気を吸う背面側には取り外し可能なフィルターが付いているため、お手入れも簡単で、常に清潔な状態を保てます。
逆に家庭用と考えると・・・
これで風通の居室を全部を温めるのは無理でしょう。
部分的に、足元用にするとか脱衣所など、小さな空間をすぐに暖めたい場合には重宝します。
逆にコスパがいい
しかし、AC電源を利用できる車中泊スポットでの利用という点を考慮すれば、これらのデメリットは十分に許容範囲と言えるでしょう。
唯一のデメリット
一方で、ファンの音がやや気になる。
マイナス10度を超えるレベルになると、ハイエースレベルの室内の広さがあると無理。
冬の車中泊をより快適かつ安全に過ごすために
まず、換気は非常に重要です。
たとえ電気式のヒーターを使用する場合でも、車内は密閉された空間になりがちなので、定期的に窓を少し開けるなどして換気を行い、新鮮な空気を取り入れるようにしましょう。
これにより、湿気や結露の防止にも繋がります。
次に、防寒対策をしっかりと行いましょう。
断熱性の高い窓用シェードやカーテンを利用して、車内の熱を逃がさないように工夫することが大切です。
寝具も冬用の暖かいものを選び、毛布や湯たんぽ、使い捨てカイロなども活用して、体を芯から温めるようにしましょう。
重ね着ができる服装で体温調節をすることも重要です。
バッテリー管理も忘れてはなりません。
AC電源を利用しない電化製品を使用する場合は、ポータブル電源の容量を確認し、計画的に使用するようにしましょう。
特に、車のバッテリーから直接電源を取る場合は、バッテリー上がりを起こさないように注意が必要です。
その他、一酸化炭素チェッカーを念のため用意しておくと安心です。
電気式のヒーターを使用する場合でも、予期せぬ事態に備えておくことは重要です。
また、火災のリスクにも注意し、ヒーターの周りに燃えやすいものを置かないようにしましょう。
冬の北海道での車中泊は、しっかりと準備をすれば、他では味わえない特別な体験となるはずです。今回ご紹介したデロンギ カプスーラ HFX30C11は、AC電源が利用できる環境であれば、安全かつ快適に車内を暖めることができる強力な味方となるでしょう。
北海道には、AC電源を利用できる魅力的な車中泊スポットが数多く存在します。
暖房さえクリアできれば虫もいないし冬の方が車中泊は楽!
暖かく快適な冬の車中泊の旅へ出発しましょう!
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